選択理論マニアの会 代表のnatsukoです。
ここ一年ほどですが、なんやかやと親しくさせていただいている
勝間和代女史。
数えたら結構記事数があったので
「勝間和代」というテーマカテゴリー を作ってみました
別に、カツマーだったわけじゃないんですけど
そんな彼女の新刊
「有名人になる」ということ が昨日より書店に並んでおります。
静岡の某書店では女性向けエッセイのコーナーにありました。
ホント、書店によって(地域差もあるね…)置かれる場所というのは異なるよね…
・・・で、早速、拝読いたしました
彼女のプライベートでの顔を知るようになったからか、
この本の部分については直接聞いたことがあるためか、
書かれている内容が彼女の声になって
(しかも表情付きで)聞こえてくるかのごとく・・・
久しぶりに一気読み した一冊です。
- 「有名人になる」ということ (ディスカヴァー携書)/勝間 和代
- ¥1,050
- Amazon.co.jp
私が、一年ちょっと前、実物の和代さんに初めて会ったとき・・・
マスコミを通して感じていた印象とずいぶん違うなー
という面白いギャップを感じました。
そのときのブログ にも書いたけれど、
メディア(特にテレビ)の中で、切り取られている彼女は
とても「力の欲求」が高い人のように見受けられていたのに対し、
実際の彼女は、(私がよく知っている力の欲求の強い女性たちとはまったく違うタイプで)
ただ単に、好きなことを、好きなだけ、好きなように話す、
自由な(自由すぎる)女性だった わけで…。
だから確か、そのときに質問した記憶があります。
「ホントはそんなに注目されるのが好きじゃないのに、
どうして有名になろうと思ったんですか?」
そのときの彼女の答え。
「一本10万円の講演を10回するよりも、一本100万円の講演を1回する方が
自由な時間が増えるじゃないですか
でもそのためには、一本100万円で勝間和代を呼びたいという価値を作らなくてはいけない…」
この答えに妙に納得しつつ、
この人は、限られた(与えられた)時間の中で、
いかに自由を得るか?ということを
効率という側面から追求している人なんだわ…
と受け止めました。
しかしその一方で、一緒に地下鉄に乗った帰り道・・・
(しかも夜も更けようとしてる時間よ…)
サングラスを外さない彼女を見て
自由の欲求がそんなに高いのに、
有名になったことで失ったものも多いんじゃないかな…
と感じたものです。
あのときのことを思い出しつつ、この本を読んだら
「あー、あの答えの背後には、こういうストーリーがあったのね…」
と、なんだかしみじみしてしまいました。
ここ読んで、思わず吹いてしまったのは、きっと和代さんと親しい方には多いはず
実際の和代さんは、まさに「ほよよーーーん」としてるところ満載で、ちょっと不器用なところもあって
見る角度が広がれば広がるほど、面白くて魅力あるキャラクターです。
私も秋元康さんがおっしゃった一言に一票ですわ、和代さん
そして、最後まで一気に読んで感じたことは、
和代さんって、正直で素直な人だね…
そして、自分の欲求充足のための努力に余念がないところは、やはり尊敬します
この本は
そうつぶやく、勝間和代という人の心のプロセスが綴られています。
彼女が打ち出した『「有名人になる」プロジェクト』という戦略、その結果得たメリットとデメリット、
そして、その過程で自分に課した決意が(妙に冷静に、そして率直に)書かれている一冊です。
有名人というほどにないにせよ、
実名顔出しでブログを書いているような人にとっては
もしかしたらあるとき、あれよあれよという間に、
思いがけないレールに乗ってしまうことがあるかもしれません。
有名になることの背後に起こり得たあんなことやそんなことを
こんな風に赤裸々に(しかもかなりのリアルタイムで)書かれた本は珍しいのでは?と思います。
(その赤裸々さ加減がとても面白いんだわ…)
ちなみに、本書の中でも、和代さん、選択理論をたくさん引用してくださっています
しかしながら
「力・支配の欲求」と書かれているのは、「力・価値の欲求」の誤りです。
(ま、きっと彼女の自由の欲求の強さが、力の欲求の一つの要素である「支配」について敏感に反応したのでしょう)
でも、力の欲求そのものは悪いものではないし、
彼女の中にも普通程度にあるものだと私は思っています。
(だってねー 力の欲求が低い人は社会的な変革に一生懸命になったり、ミリオンセラー出したい!って思ったりしないわよ…)
和代さんと次に選択理論について話すときの私の課題は
この力の欲求について、健全なイメージをもってもらうための努力かな…?
選択理論を知ることで、多くの人に本当の自分らしさを理解してほしいと願います。
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