こんばんは、渡辺奈都子です。
人生とは、川に漕ぎだしたボートのようなものかもしれません。
川の流れは、時には穏やかにゆったりと、
時にはドキドキするほどに速く激しく…
いつも同じ速さが保たれているわけではありません。
穏やかな流れのときは、降りそそぐ陽の光を楽しむことも出来るし、
のどかな気分で幸せを感じることができるものです。
それに対して、激しい流れのときは、
一緒に乗っている人たちの協力が最も必要で、
息を合わせ、行き先を見失わないように舵を取らなくてはなりません。
そこでお互いを批判し合ったり、喧嘩が勃発したりすれば、それこそ命取りになることも…
川はいつでも流れているので、
何もしなくても、いずれ「どこか」に流れ着くようにみえます。
でも、きちんとオールを漕がずに、ただプカプカと浮いているだけだと、
いつの間にか浅瀬に乗り上げて動かなくなってしまったり、
突然激流に飲まれてしまうかもしれません。
また、闇雲に意味も分からずにオールを動かしているだけなら、
岩にぶつかってボートに穴が空いてしまうかもしれません。
川の流れを止めることはできないけれど、
その流れの中にあっても、しっかりとオールを持つことはできます。
するべきことは、流れの速さを嘆くことではなく、
いかにオールを動かすか(動かさないか)ということ。
どんな状況下にあっても、「自分にコントロールできること」を見つけられることは
私たちを少し元気にさせるものだから…。