6月26日のコンサート、もう明後日となりました。
直前ですが、今回のプログラム、選曲の理由を書いておきたくて。
《マルセル・モイーズ:フルートのための旋律的小練習曲より1、2、3番》
このエチュードに初めてであったのは高校生のとき。
音楽に関わることを、と子供の頃からずーっと思っていたのが、フルート、と具体化してきた時期でもあります。
フルート吹くのがつらくて、泣いたり、なんで吹くのかわからなくて泣いたり、という時期でも。
このエチュードにであったとき、二分音符と全音符しかないたった32小節の曲でありながら、すごく大きなものに出会った感動がありました。
それをお伝えできたら嬉しいです。
《ドンジョン:サロンエチュードよりジーグ》
これにであったのも、高校生の頃でした。
モイーズとは反対に、初めて楽譜見たときの印象は「なんじゃこりゃ???」
フルートを本格的に勉強し始めて、ある程度、流れに乗ってからであっているので、かなり先入観もあったのでしょう。。。
だって、どういう風に吹いたらいいのか、よくわかんなかったんだもん。
その後、大学生になってからきちんとレッスンで見てもらって、その後うん十年経て、本当にいい曲、と感じています。
そうしたら、エチュードの表紙に見つけたのが恩師吉田雅夫先生の言葉。
残念ながら、吉田雅夫先生のレッスンでサロンエチュードを吹いたことはなかったのですが、先生のレッスンで得たものを今改めて噛み締めています。
「これはね、音楽的に素晴らしい作品で」という言葉を何度聴いたことか。
正直なところ、そういった言葉を何回聞いたって、フルートを吹く技術はアップしません。
でも、表現したいものはどんどん広がって、表現するため、出したい音を出すために身につけたテクニックは、しっかり身に付きます。
試験やコンクールで思うような結果が出せず、悔しい思いを何度もしている学生時代ですが、本当に豊かな学びの時間を過ごせたことに感謝です。
《ピアソラ:タンゴエチュードより3番》
こちらは、今回の本番のために練習した、新しいレパートリー。
お客様に色んな種類の音楽を聴いていただきたくて、スパイスになるものも欲しくて選びました。
《ボザ:イマージュ》
これは、私の大好きな曲の1つ。
初めて聴いたのは、やっぱり高校生か、高校卒業する頃。
レッスンで先輩が吹いていたような。
ちゃんと練習したのは、ドイツに行ってすぐのころかな。
デトモルトで習ったミヒャエル・アヒレスという先生は、昔ハンブルクの北ドイツ放送響で吹いていた人
レッスンは、最初の頃、ちょっとつまんなくて(汗)
でも、この曲を練習していたら、吹きやすいこと、吹きやすいこと。
つまんないレッスンの様で、先生の求めていたものはこれだったのか、と譜に落ちだ経験が。
今回のこびんの色彩感のように、色彩の変化を楽しんでいただきたいです。
《J.S.バッハ:パルティータ》
こちらは、語る必要もない、大バッハの無伴奏の作品。
音楽を愛する人たちの多くが、バッハを神に例えます。
そのくらい大きな、何もかも赦してくれて、背中を押してくれる作品です。
さあ、これらの大きな、でも、ちいさなプログラム、表現できるのか。
正直、くそ度胸プログラムでもあります。
でもね、練習してると、とても楽しい。
それをお伝えできたら嬉しいです。
↓以下コンサート詳細と今まで中原三都さんが企画、主催してくれたコンサートのレビューです。
もうすぐですが、もし、あ、空いてるその日!という方がいらしたら、ぜひおはこびください!
6/26原嶋由紀フルート一本のコンサート~夕暮れおやつ付
2016.6.26(日)
17時開場 17時半-18時半 演奏
チャージ 2500円(ミニバインミーとドリンク付き)
選べるドリンクはコーヒー、紅茶、ハス茶、ホーリーバジル茶、エキナセア茶
当日、オーダー受付です。
基本のドリンク以外(アルコール含む)は+200円でオーダー可能!
申し込みはコチラ→◆◆(別フォームが開きます)
こちら↓は今まで三都さんが主催してくださったコンサートのレビューです。
すてきな感想をありがとう♡
【ゆたかなじかん♪報告】7/1チャクラフルート~心と身体にびんびんと響く♪
【感想】チャクラ∞フルートが感動的すぎ!(感想付け加えた♪)
【満員御礼】11/20ちいさな秋の演奏会「朝からフルート♪」@グリーンワールドカフェ