お久しぶりです!

chocora cookie です。

長らく更新してなくて申し訳ございません(*´ω`*)

ちょこちょこ更新していきますので

よろしくお願いいたします。



vs終わりのおやまさんのお話です。

気象さんのBL小説です。

苦手な方はご遠慮くださいませ〜。






「猫だまし」




収録の帰り




いつものように家に帰るまで車の中で寝てて



夢の途中で起こされ不機嫌な智くんを



抱っこして家に連れて帰った。






エレベーターの25階のボタンを押す

っていう仕事だけは

眠くても覚えてるみたいで





「わぁ!ちょっ!あぶない!」



抱っこしてるってのに

振り返ってボタンに腕を目一杯伸ばすから

バランスを崩してしまった。




"上へ参ります"




「へへ〜」

くるりと振り返ってこっちを見る。


エレベーターを動かしたのはオイラ...ってか






もう////////








ふにゃっと笑った顔に見惚れてたら





'ちゅっ'





続けて鼻にキスをされた。







照れる俺を気にせず

本人はあくびをしてる。





"ふわぁ〜"



智くんの大きく開いた口を手で塞いだ。

と思ったら俺の手で遊び始めた。



「わわわわわわ....ふふふっ」







自由だなぁ....もう...


どうやら帰りの車でたくさん寝てご機嫌みたいだ。





「あいまぁ!(ただいま)」


家に着くと俺の腕からするりと抜け出し

パタパタとリビングに入っていった。







ソファにのってソファの背に顎を乗せてこっちをじーっとみてくる。




「今日のね、お相撲さんみんなおっきかった!」




「こーんな!ね!翔くん!」


目一杯手を広げて大きさを伝えてくれるんだけど

俺もいたからね、収録。。笑






「そうだね、大きかったね。
智くん、洗濯回したいから服脱いで」





「もう〜しょおくん全然きいてくれない」




「きいてるよ、ほらはやく」





バンザイの格好でソファに座って待ってる

智くんのTシャツを下から裏返して引っ張った。




ブルブルと顔を振ってこっちを見ると

意地悪そうな顔を見せ

俺のTシャツの裾に手をかけた。





「ちょ!智くん!!」

「話を聞かないしょおくんにはこうしてやる!」




一瞬でTシャツを奪われて

二人とも上半身裸状態。。。







智くんはソファから降りて

腰を落として脚を広げ

拳を前に置いた。



相撲やれってか....



楽屋や収録では一切見せないこのはしゃぎよう。


家で見れるのは凄く嬉しいんだけど

俺は今洗濯がしたいんだよ、智くん、、、。







「ほら!翔くんも!」


もうダメだ。これは付き合ってあげるしかないな..。

ちゃっちゃとすませて洗濯するか。





「....ったく。。でも俺力士に褒められてるから

覚悟はしない...よっ!」






向かい合うと同時に組んだ。





このほっそい体のどこにこんなに力があるんだというくらい力強かった。





でも脚なんかもう折れそうなだ...ふふっ





必死の智くんを前に笑いそうになったけど

笑ったら負けそうで俺も必死に笑いをこらえた。





「うぐぐぐ!!」





「智くん、思ったより力強いね...
だめだぁ...俺負けそうだわ....」




俺がそう言うと

智くんの口の端が少し上がった。







「ってみせかけて〜」

俺は一気に力を入れ智くんを押すと

智くんはみるみる後ろに下がっていき

そのまま智くんの方に周り込み

横抱きにして智くんを抱えた。









そのまま横の寝室に連れて行くと

"ボフっ"

ベットに投げ入れた。







智くんの上に乗って見下ろすと呆気にとられてた。






負けとか勝ちとかどうでもよかった。






俺の下にいる智くんが小さくて



色っぽくて



見合って見合って



智くんのポッと火照った顔に



胸がキュンとなって



俺の理性が飛んでいきそうだった。





"パチン"




音にびっくりして

思わず目を瞑ると

ふわっと智くんの香りがして

唇が暖かくなった。







「いひひ!猫だまし!!」


目を開けると

智くんが顔をくしゃくしゃにして笑ってた。

















もう今日は食事なんていらない

この猫をどう食べてやろうか。


ベルトを外しながらそれだけを考えていた。



fin