明日で年をとります。


さて、かなり長くなってしまったスウェーデンのお話。

ガムラ・スタンの続きになります。


ある程度散策した所でガムラ・スタンにある月を見上げる少年の像を探しに行きました。

頭を触ると幸せになるんだとか。

他の方のブログを見てもかなり見つけにくい所にあるとの事でしたが、やはり探すのにはかなり迷いました。

地図の場所に行きたいのに道がない。

ダンジョンを歩きまくるように地図と照らし合わせているとありました!

王宮のすぐ近く、小さな道から入ったところに彼はいました。




ちっさ!


ガイドブックに像と載るぐらいだから結構大きな石像をイメージしていたら現れたのは手のひらサイズのおやゆび姫のような小さい像でした。14センチくらいだとか。

小銭を置くのは万国共通ですね。

クローネの他には元もありましたよ。

私たちも日本円とクローネをおいて頭を撫でまくって幸せを願いました。

旦那さんが何故か彼を撮りまくっていました。ちょっと謎。


少年をお別れをして次に向かったのはドイツ教会。

大聖堂以上に存在感のある時計塔が目印です。




残念ながら入館時刻は過ぎていたので周辺をぐるりとしか回ることが出来ませんでした。

ですが、目の前まで見上げた時の時計塔はまさに圧巻。

大聖堂よりも新しく作られたので時代の流れを感じます。造り方とか。


お土産屋さんに入ったりしながら時間は進み、寒さと空腹に耐えきれず(そればっか)ようやく待ち望んでいた夕食の時間です。

この日の夕食はスウェーデンの伝統料理ミートボール!


お店はなんと日本語メニューもあるカフェジレット。

久しぶりの日本語が懐かしく、しかもスウェーデンで初めてのスープの文字に感動した旦那さんと私はスープとミートボール。(旦那さんはトナカイのお肉)を注文。


感動のあまりここがスウェーデンという事も忘れ量の多さにお腹が\(^o^)/

一つでよかったですね。


ミートボールですが、コケモモというベリーソースと一緒に食べるのがメジャーなようです。

私は野菜と果物を一緒に食べるのが苦手で(アボカドは除く)というか果物自体がめっちゃ大好きという訳ではないので最初はえっ…って感じでした。

ですが、甘いソースが絡まると合う物ですね。

それよりもスープの攻撃がきつかったのですが。


なんとか食べきった私たちはルフィの様なお腹になりながらガムラ・スタンを出発し本日最後の目的地へ向かいます。


ガムラ・スタンからは地下鉄に乗って行きます。

電車は慣れていたのであまり不安はなかったんですが、日本と違うのは出口に切符やカードをかざす必要がないこと。

それを知らずに改札口でかざしまくってたどうも日本人です(^∇^)


駅から外に出ると雨はすっかり上がって若干オレンジ色になっていました。

向かった先は市立図書館。

なんで市立図書館…って感じですが、ここの図書館は少し独特な造りをしているんです。

さてここでくえっしょ…(ヒトシ君はいりません)





実はこの図書館、360度本に囲まれているんです!

なんてファンタジック!素敵すぎる!

下から上までぎっしりとある本を見るだけで幸せな気分になります。

本ってあるだけで心が満たされるんですよね。


しかも洋書なのでもうそれだけで雰囲気があるんですよ。

ここを見る度にダゲレオという施設を思い出す私の脳内お花畑。


殆どの本は分かりませんでしたが、日本の漫画が幾つかあってちらっと読んだんですが、本によっては効果音までスウェーデン語になってたのがすごい。

私がスウェーデン人だったら間違いなくお気に入り施設です。毎週通います。

日本にもこんな図書館があればなあ…出来れば地元に。


そろそろ周りが暗くなってきたので帰りは歩いて戻ることにしました。

電車には電車の徒歩には徒歩のいいところがあってやはり徒歩だと街並みを見れるのがいいですね。

もう時間に追われていないのでゆっくり見れるのもいいところ。


歩いているとこんな場所を発見。




見覚えありませんか?

私の中でこの橋はなんとなく、キキがコリコの街に来たとき、車に気づかずに大事故を起こしそうだった橋の前に似ていると思うんです。

アニメではもう少し狭かったけれど私の中で勝手にその場所に任命。

少し写っていますがこの通りではパフォーマンスが行われていて楽器の演奏がなされていました。

ちょっとしたイベントみたいです。




登ってみました。

ガムラ・スタンとはまた違った現代的な場所も私は好きです。

昔、今、田舎、都会。

どれもださくなくって取り残された感じがしないのがスウェーデンのいいところなんだなと今写真を見て思います。


どんどん知っていくと街並みも人も表情が変わっていく気がするんですよね。

それって日本でも変わらないのかな。

知らないときは受け入れられていない気がしたけれど、だんだん知っていくとそこにいるのが許される気がする感覚。

でも本当は最初から拒否されていた訳じゃなくて、自分が飛び込むのが怖かったんだなって思います。

ようやく慣れてきた頃にお別れは近づいてきて淋しく思い始めたストックホルムの夜でした。


そしてこの後3大スーパー最後のヘムショップ(Hemköp)に寄りスーパー制覇☆

ちょっとしたお土産を10個ほど購入したのですが、お店の人明らかどうすんだって顔してました。