先月末に母が転院した病院は、末期癌で積極的な治療を終えた人が、終末期を過ごすための緩和ケア病棟がある病院だ。


転院する日の朝、母は朝食を経口摂取していた。普通食ではないが、三分粥などの柔らかい消化の良い物を食べていた。


転院してすぐに検査のためCTを撮り、主治医に呼ばれ診察室に入ると、ザーっと早送りでCT画像を見せられ、この黒くなっている所が全て癌で、肝臓や体のあちこちに転移してます。

もう今は手術とかいう状態ではなく、終末期の状態です。

食事もほとんど食べられていないと思うので、鎖骨の下を少し切開してカテーテルを中心静脈に入れ、栄養管理をするための手術をします。


初診で5分も話していない段階で終末期と言われ、さらに口から食べる事を止めさせて、輸液で栄養管理をする手術をすると言われた。


さらに、後で手術の同意書にサインしていただけますか?と言った直後、いや今ここでこの手術同意書にサインしてもらいましょう。と言いながら手術同意書を渡された。


局所麻酔のすぐ終わる簡単な手術だと説明され、言われるがままサインをして診察室を出た。


これでいいのか?

「食べられていないと思う」だと?


前の病院に母の食事状態を確認する事なく、想像だけで決めつけて、まだ自分で食べる事ができる人の食事を止めさせる手術をするのですか…?


あまりにも乱暴な判断じゃないですか?


私に考える暇を与えたくなくて、診察室で同意書にサインさせていませんか?


早く母を緩和ケアの病棟に入れたいがためだけの手術ではありませんか?


もうこの一言で主治医には不信感しかない。