職場でお世話していたうさぎさんが亡くなって、私はしばらく腑抜けでした。
他にも仕事はあるし、していたのですが、味がしない料理を食べているような感覚でした。
廊下を通る時、ゴミ捨てに行く時、うさぎ小屋の前を通った時、あの子のお墓の側に行った時、
あの子の気配を感じたような気がしてやるせない気持ちに胸が塞がれました。
あの子に出会ったおかげで私はうさぎさんの魅力を知りました。
あの子を失って、私はうちの子のうさぎさんが欲しくてたまらなくなりました。
出会うまでに少し時間がかかりましたが、今モカが我が家にいてくれてとても幸せです。
あの子のことは忘れられませんが、あの子にしてやれなかった分も今度はモカにしてやろうと思います。
毎朝モカにおはようを言うのが、毎日モカにただいまを言うのが、毎晩モカにおやすみを言うのがとても楽しく嬉しいです。
まだ名前も覚えていないモカが私に撫でてとすり寄ってきてくれるのがとても嬉しいです。
これから毎日一緒にすごせる幸せを与えてくれてありがとう。