場面緘黙って聞いたことありますか?
「ばめんかんもく」と読みます。

場面緘黙とは、家庭などでは話すことができるのに、
社会不安(社会的状況における不安)のために、学校や幼稚園といったある特定の場面、
状況では全く話すことができなくなる現象を言う。
幼児期に発症するケースが多い。
別名、選択性緘黙症。 英語名、Selective Mutism。
(ウィキペディアより)


家では普通におしゃべり出来るので、幼稚園や学校の先生や同級生の子供たちから
子供の様子を聞かされて、初めて気づくことも多いようです。

きっと、そう言われた時、ご家族はびっくりされるでしょうね~!!
「え!??嘘でしょう!!??」と。。。
そして、家と学校などでの子供の様子の違いに愕然とされるかもしれません。。
「どうして??」「家ではあんなに元気でおしゃべりなのに!!なんでなの??」
と困惑してしまうのでしょう。。

でも、一番不安で、一番困惑して辛い思いをしていいるのは、
場面緘黙の当事者のお子さんだと思います。

わざと「話さない」のではなくて、なぜだか「話せない」のです。


私の場面緘黙らしき記憶があるのは保育園の頃からです。
家ではわがままな(だったらしい)私は、
保育園では1日いても何回話したかを数えられるくらい話せませんでした。
話したくない訳ではなくて、話そうと思っても
喉に何か詰まっているような感覚があって声がでないのです。

頑張ってやっとの思いで出せた声も、蚊の鳴くような小さな声で
元気な子供達の声にかき消され、相手には聞いてもらえない事も多々ありました。
聞き返されても、なかなか声を出して返事が出来ず
うなずくくらいが精一杯でした。


<発症時期>
多くは2~5歳 入園や小学校入学時、また小学校低学年ころが多い
<出現率>
男子より女子の方が多く、日本のこれまでの調査では0.2~0.5%くらい
近年の海外メディアでは0.7%とも
(0.5%とすると、200人に1人の割合)
<特徴>
場面緘黙は、不安から生じる状態であり、恐怖症の一つではないかと考えられています
話しているところを見られたり、聞かれたりすることに、恐怖を感じます
<原因>
複合的な要因がかかわって生じます
子供によって影響している要因が異なるが、多くの緘黙児が不安になりやすい気質を
生まれつき持っているのではないかと言われています
(場面緘黙Q&A ~かんもくネット著~より)