学校の宿題でWinnyのことを調べたんだけど、結構ヤバイくて無知って怖いぜ!って思った。これだけ知識が増えると本と怖いんだなって思うよ。だから、sacoが調べて、発表用に作った原稿をそのまま載せてみました。もし、気になる人は読んだ方がいいと思うよ。ちょっと長いのは我慢してね。もし、これを何か参考にしたい!使用したい!って人は、コメントでもいいので連絡を下さいね。
① Winnyとは何をするためのソフトか
Winny(ウィニー)は、Microsoft Windowsで動作するファイル共有(または交換)ソフトのことを言います。効率的にファイルの拡散が進む効果と、匿名性を高める効果を持っています。もともとファイル交換ソフトは、メールやWebなどでやり取りするのが困難な大容量ファイル(音声ファイル、映像ファイルなど)を交換するためのツールであり、この考え方そのものには違法性はありません。
WinnyはP2Pファイル共有(または交換)ソフトと呼ばれています。このP2Pは、Peer to Peer(ピア・ツー・ピア)を省略したものです。(「P」と略されている「Peer」とは「対等」という意味の英単語。そして2とは「to」の事。)
このピア・ツー・ピア方式はもともとネットワーク用語の一つで、通信をする両方のコンピュータが対等の立場にあるので、「対等 to 対等」と言う意味で使われています。(では、対等ではない立場のものはというと、「クライアント・サーバー方式」と呼ばれるものです。何らかのサービスを提供する「サーバー」と、そのサーバーを利用する「クライアント」に分かれている方式の事を指します。
クライアント・サーバー方式の代表的な方式としては、Webページの仕組みがあります。Webページを保存しているWebサーバーが、クライアントの使っているブラウザからの「こんなページを見せて欲しい」というリクエストに応えてページのデータを送っているという状態のことです。
一方のP2Pネットワークはどちらか一方だけがサービスを提供するのではなく、お互いにサービスを提供し、お互いが利用しあう、いわば対等の関係にあります。)
WinnyはこのP2P方式を使い、お互いがお互いにファイルを共有する仕組みになっています。回線の速さやコンピュータの性能によって、上流・中流・下流といった役割はあるものの、みんながみんなのためにファイルを共有するという仕組みになっているのです。
ここでポイントなのは、ファイルをダウンロードしたいコンピュータと、ファイルを持っているコンピュータの間で直接ダウンロードを行うわけではないという点です。基本的には、間に中継するコンピュータがあると思ってください。そして、ダウンロードしたコンピュータだけではなく、中継したコンピュータにも「キャッシュ」という形でファイルが保存されていきます。
② Winnyの動作原理は?利用上の注意点は?
Winnyがインストールされたパソコンには、本体プログラムであるWinny.exe等や、接続先情報などを記した設定ファイルがハードディスクに保存されています。また、ファイル共有用フォルダも作成されます。このうち、ファイル共有に関係しているのが、ファイル共有用フォルダです。その中でもとくに重要なのが「キャッシュ・フォルダ」です。Winnyが通信相手と実際にやりとりするのは、このキャッシュ・フォルダからデータを出し入れするからです。
Winnyは、共有しようとする「元ファイル」から、ファイルの名前や存在場所などを書いた「キー」と、元ファイルを暗号化して細かいブロックに分けた「キャッシュ・ファイル」の二つを作ります。このうち、目的のファイルを探すために使われるのが、キーです。ここにファイルの名前やファイルの在りか(アドレス情報)が書かれています。
ファイルをほかに公開、つまりアップロードしようとするWinnyパソコンはキーを作ると、そのキーをほかのWinnyパソコンに送ります。これを受け取ったWinnyパソコンは、そのキーを保存し、さらにほかのWinnyパソコンへキーを送信します。これを繰り返すことで、キーはWinnyネットワークにつながったパソコンにどんどん伝わっていきます。
逆に、目的のファイルを取得したい側は、ファイル検索を行い、該当するキーを送信してもらいます。そのキーのアドレス情報を辿り、ファイル転送要求を行います。その要求に従い、ファイル公開をしているWinnyパソコンからファイルをダウンロードすることが出来るのです。
使用上の注意事項
●利用者のパソコンにおけるウィルス対策状況を把握しているか
ファイル交換ソフトのうち、サーバーを介さずに P2Pにより外部と接続するものは、メールサーバー等でウイルスチェックがされていても、クライアントのパソコンにウィルス対策ソフトを導入していなければ感染被害に遭ってしまいます。P2Pにより外部と接続するので、プロバイダなどに依頼しているメールチェックやサーバーでのチェックでは、検出することができません。したがって、対象のクライアントのパソコンにウィルス対策ソフトを装備するようにしましょう。また、日々新しいウィルスが出現しています。新種や亜種のウィルスに対応するために、パターンファイルの更新を忘れずに行うようにしましょう。
●ファイル交換ソフトの使用条件は決められているか
組織(委託先を含む)で業務に用いるパソコンにおいては、ファイル交換ソフトの使用条件を定めておくことが重要です。パソコン内の情報が漏えいするリスクを考慮すると、重要情報が保存されているパソコンではファイル交換ソフトの使用は控えるべきです。業務に無関係な目的で使用すべきではなく、使用が許可されている場合でも、重要情報が保存されているパソコンへインストールするべきではありません。ウィルス感染や誤操作により、公開用フォルダ以外の場所に格納されている重要情報が外部に流出してしまう危険性があります。
Winnyの利用上の注意は、一部の雑誌等の無責任な煽りに引っかかり、知らないうちに違法行為をしてしまうこと。
やりとりされているファイルの中には、悪質なマルウェア(ウィルスやトロイ、スパイウェアなど)が仕込まれたものや、P2Pのネットワーク経由でマルウェアに感染する可能性があるため、「出所の不確かなファイル」を扱うことの危険性を改めて認識することが大切です。ファイル名や形式の確認、対策ソフトを導入など、それなりの対策をしてから使用した方が良いでしょう。
③ 現在社会問題になっているのはなぜか
●情報漏洩の原因、暴露ウィルスの存在
1番の理由は、Winnyの利用者による情報流出が止まらないからです。NTT東日本、東京放送(TBS)、海上自衛隊、愛知県警、関西電力等、誰もが聞いたことのある名だたる企業や組織が、WinnyとWinny上で暗躍するコンピュータウイルスに振り回されています。「Winny」による情報漏えいは2004年3月ごろから発生していたのですが、個人情報や企業の機密情報の漏えい拡大を受けて大きな社会問題となりました。情報漏洩の原因の多くは、Winnyを経由して感染を広げるコンピュータウイルスです。このウィルスは、一旦P2Pネットワーク経由で情報が流出したら、不特定多数のファイル交換ソフト利用者に大容量ファイルが渡ることになり、ネットワークを介して次から次へと半永久的に拡散します。流出した情報の回収は初期段階以外には、事実上不可能となってしまいます。
●P2Pによる違法ファイルのやりとり
Winnyは自由にデータのやり取りが出来るがゆえに、著作者・著作権(公衆送信権や送信可能化権など)者が配布を認めている物、認めていない物関係なしやり取りすることが出来ます。他人の著作物を不特定多数のインターネットユーザーに送信し得る状態に置いた時点(共有)で著作権侵害(公衆送信権、公衆送信可能化権の侵害)となります。他人の著作物ではなくても、肖像権を侵害しているものや名誉毀損、信用毀損にあたるもの、わいせつ物陳列罪、児童ポルノ法に抵触するものなどの共有は、「情報発信型犯罪」に該当します。
Winnyで交換されるファイルの多くが著作権に抵触するものであり、Winnyに対する善悪の判断を難しいものとしています。また、「2ちゃんねる」生まれという背景から「Winny」がほかのファイル交換ソフトに比べて「ユーザーの匿名性」の高さをうたっている点も問題を複雑にしているようです。
④ 調査時点の被害状況はどうか(被害報告件数、推定被害数など)
ワームの被害は民間企業や個人だけにとどまらず、警察、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊、日本郵政公社、刑務所、裁判所、日本の原子力発電関連施設、一部の地方自治体など官公庁でも流出事件が発覚しました。最近発覚したものでは、日立製作所の鉄道改札システムと社内資料(5/2)、ボーダフォン、ノキアの634名分の個人情報と基地局情報(5/1)、毎日新文社の65,690名分の個人情報(4/27)、朝日新聞社の170名分の個人情報(4/25)等があります。
http://www.geocities.jp/winny_crisis/
⑤ 被害が発生する原因は何か
●ウィルスによる情報流出被害
情報流出は、ウィニーの仕組みを悪用するウィルスの仕業です。ウィルスがウィニーのファイル公開機能を悪用し、ユーザーの意図しないファイルやフォルダを勝手に公開してしまったからです。
個々のユーザーの、どのファイルが公開されるかはウィルス次第です。運悪く機密情報や個人情報など他人には見せたくないファイルが公開され、他のウィニーユーザーにダウンロードされてしまうわけです。こうして情報が他のウィニーユーザーに流出します。Winnyを悪用するウィルスの代表格が「アンティニー」です。アンティニーは、ユーザーの意図とは無関係に情報を流出するだけでなく、自分自身のコピーを公開します。それを他のウィニーユーザーがダウンロードして実行すると、そこでまた同じような情報流出が発生します。こうして次々と被害者が増えていくわけです。
●のぞき見趣味/無知なウィニー利用者によるもの
さまざまな流出事件が報道されるにつれ、ウィニーを利用する人は増加しました。どのような情報が流出しているのかに興味を引かれた人が、ウィニーを使い始めるというケースが多く、これにより情報流出のメカニズムをよく知らない新規ユーザーが、新たに情報を流出させてしまうという悪循環に陥ってしまいました。また、パソコンを家族で共有しており、子供がウィニーを利用してウィルスに感染。その結果、父親の会社の情報がウィニーを通じて流出してしまうというケースも見受けられます。
●私物パソコンによるもの
情報流出の原因となったパソコンの多くが私物でした。個人的な興味で、私物パソコンにWinnyをインストールし、そのパソコン上で業務をこなした結果、企業や組織のマル秘情報、顧客情報などがWinny上に流出してしまいました。会社の情報を家に持ち帰ることや私物パソコンを会社に持ち込むことを禁じられている企業もあるのですが、実際には私物パソコンを使って業務をこなしているユーザーは意外と多いのが現実なのです。
⑥ 被害を受けないようにするための対策は何か
●Winnyを利用しない
1番有効な方法です。Winnyを利用しなければウィルスに感染・情報を流出させる確立が低くなります。感染はパソコンのセキュリティ意識が低い方や、興味本位で利用しようとしている方などに多発しています。パソコンを家族と共同で使用している場合は自分がWinnyを使用していなくても、知らないうちに家族がWinnyを利用している可能性があります。このような場合や企業内のパソコンの場合は、Winnyがインストールされていないかのチェックや、Winnyをインストール・起動できなくするプログラムのインストールをオススメします。
●ウィルス対策ソフトの導入
ウィルス対策ソフトを導入し、ウィルスの特徴を収めた定義ファイルも常に最新の状態に保つことで被害を少なくします。一般に、ウィルス対策ソフトは初期状態のまま使っても、定義ファイルが自動で最新になるように設定されていますが、それでも十分と言えません。新しい定義ファイルの提供が開始される前に、未知のウィルスや亜種に犯される危険性があるからです。
●ファイルの拡張子を表示するようにする
実行ファイル(拡張子がEXE)だとは気付かずに実行してしまい、コンピュータウイルスに感染してしまう場合が多々発生しています。多くのコンピュータウイルスは、利用者にクリックさせるためにアイコンやファイル名が偽造されています。ファイルの拡張子を表示するようにし、実行ファイル(拡張子がEXE)を軽はずみに実行しないようにしましょう。
【拡張子を表示させる方法】
「コントロールパネル」→「フォルダオプション」→「表示」→「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外す。
●Winny利用阻止のためのるルール作り(主に企業の場合)
企業上のルールを作り、警告を発したうえで、さらにセキュリティソフトメーカーなどが提供するWinnyの利用を制限したり、Winnyを削除したりするための対策ツールを利用することが大切です。また、私物パソコンからの流出問題は、「企業の重要なファイルを持ち帰らせない」「私物のパソコンを業務で使わせない」というルールを徹底するしか策はないでしょう。各部署で担当者を決め、重要ファイルの管理を徹底し、従業員が勝手に重要ファイルを持ち出すことのできないシステムを地道に作っていくことです。また、重要ファイルは必ず暗号化して保存する、という策もあります。「必ず暗号化」を徹底するには、暗号化ソフトや暗号化機能を持つパソコンを全社に導入する必要があるが、ファイルを暗号化できていれば、もし流出した場合でもファイルの中身を見られる危険性は低減できます。
参考サイトリスト
フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」 http://ja.wikipedia.org/wiki/Winny
日経PC online「Winny問題特設サイト」 http://itpro.nikkeibp.co.jp/pc/itsecurity/winny/index.html
IPA「ファイル交換ソフト使用上の注意事項」 http://www.ipa.go.jp/security/topics/20050623_exchange.html
Yahoo!JAPAN「Winnyによるファイル共有の仕組み」 http://event.yahoo.co.jp/winny/about/index.html
@IT「5分で絶対に分かるWinny情報漏えい対策」 http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/special/90winny/winny01.html
Winny対策ソリューション http://www.hammock.jp/winny/index.html
Winny個人情報流出まとめ http://www.geocities.jp/winny_crisis/
デジタルARENA「今さら聞くのは恥ずかしいけれど、「Winnyで情報流出」って、どういうこと?」 http://arena.nikkeibp.co.jp/news/20060302/115655/
Winny?「情報流出(ウイルス感染)の防止方法」 http://winny.cool.ne.jp/info/attention.html
Winnyとは何ぞや?Winny事件考察 http://home.att.ne.jp/red/kakumei/untitled.html
アダルトサイト被害対策の部屋「P2Pについて」 http://www.higaitaisaku.com/unknownuser.html