2023年11月6日

わが子は3歳を迎えました。

今年もお洋服を買って、ケーキを買ってお祝いしました。

3年が経ち

やっとブログの続きを書こうという気持ちになりました。


2020年11月6日

13:14

2545gの男の子が産まれて来てくれました


産声も聞かせてくれて

産まれてからすぐに亡くなると言われていましたが

4時間56分頑張ってくれました

ですがやはり頭蓋骨形成不全(無脳症)という病気には勝てませんでした


私をママにしてくれて本当にありがとう

感謝とわが子の可愛いさにひと時も離れたくありませんでした

でも退院してからのお別れが待っていると思うと

気が狂いそうでした


産後のお祝い御膳もこの子にミルクをあげられないなら食べる意味がない

何もしてあげられないなら食べなくていい

この子がミルクが飲めないのに私だけ食べるなんてできない

そんな思いから、食べることができず産後1週間で体重も戻りました



入院から促進剤とラミナリアを3日間使用しましたが38.5度の熱が出てしまい産気づかず、このままだと帝王切開も視野にという話でした。

私はわが子の脳に少しでも負担が少なくなるように帝王切開を希望していましたが、普通分娩対応の出産とのとことで帝王切開の許可はおりず、入院から4日目、この日も朝8:30から分娩室に入り促進剤が始まりました。

それでもやはり産気づかず10:30に先生が来て人工破水となり本陣痛、そこから促進剤による嘔吐を繰り返しながら普通分娩で13:14に出産しました。

初産なのに早かったそうです

息子が頑張って出てきてくれたんだと思います。


2020年コロナが蔓延し始めた最中の出産でしたので、ずっと1人でしたが、面会が許可され家族数人だけ会うことができました。

その間も一生懸命お話をして、大きな声を聞かせてくれていました。

大丈夫!このまま元気になってくれる!

と思わせてくれる程だったんです…

でもみんなが帰って間もなく、本当に

眠るように行ってしまいました

現実が飲み込めず、

産後ハイもあり、

亡くなってしまった事が現実では無いように感じました

だって、さっき産んだのに

産まれたばかりなのに

元気にお話してたのに…

この日の夜は病院の小児病棟の一室をお借りすることができ、主人も一緒の部屋で過ごす事ができました。

今思い返しても病院の方には本当によくして頂きました。



産後5日間は入院でした

病院の計らいでずっと一緒の部屋に居させて貰いました。

毎日毎日たくさん写真を撮りました。

用意していた産着を着せて、お世話になった先生や助産師さんみんなに可愛いと言ってもらい写真を撮ってもらいました。

マッサージを教えてもらい母乳が少しづつ出るようになったので、スポイトを用意してくれてお口に少し含ませてあげることもできました。

ずっとここにいたい

帰ったらこの子と離れなくてはいけない

この子は苦しかったのかな

私が殺してしまったのかな

そんなことも考えて泣いていました。


退院してからのことはよく覚えていません。

とにかく泣いて、目が開かなくて、母乳をスポイトで取ってミルクをあげて、ずっと隣にいることしかできなくて、ぽてぽての手を握って、足を握って、ずっと触れていました。

このままこの子とどっかに行ってしまおうか…

この子と離れるなんて無理だ…

と本気で考えていました。