読書日記

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主に読んだ本についての感想を書いていきたいと思います。その他、自分自身の体験したことや日常のことも書いていきたいと思います。

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ナミヤ雑貨店の奇蹟

東野圭吾


悪事を働いた若者3人が逃げ込んだ古い家屋。そこはかつて雑貨店を営む男が悩み相談を請け負っていた場所だった。

次々と舞い込む相談の手紙は明らかに現代の内容ではなく、過去からのものだった。3人に降りかかる奇妙な状況。物語が進むにつれて、徐々に明らかになる事実に誰もが驚くであろう。


とにかくスゴい!

オムニバス形式でいくつかの話が進行するのだが、それぞれの登場人物が少しずつ結び付いている。上手く説明がしづらいが、こんなにもストーリーを絶妙にロジカルに構築出来る作者はやはり天才なのだなと痛感した。

もちろん感動的なストーリーなのだが、個人的にはそれにも勝る驚きを与えてくれた作品だと感じた。



木暮荘物語

三浦しをん


小田急線の世田谷代田駅から徒歩5分の所に全6室の木造ぼろアパートがある。

そこには大家さん、女子大生、花屋店員、サラリーマンと個性的な面々が住んでいた。

一見、どこにでもいそうな彼らだが、それぞれがそれぞれの悩みを抱いて生活をしていた。


あたたかい中にもふと潜む人間の欲望について触れられており、「愛」とはなにか?「生(性)」とはなにか?についてふと考えさせられたそんな作品だった。

ハサミ男

殊能将之

 

少女を殺害し、死体にハサミを突き立てる連続殺人犯通称「ハサミ男」。次の獲物に狙いを定めて、いよいよ決行となった時に驚くべきことに自らの手口を真似た方法で殺害された被害者を発見する。

死体の第一発見者となった犯人。もちろん、自分は殺していない。

では、一体誰がどんな目的で被害者を殺害したのか?

自らの思考とは裏腹に事件解決に向けて、「ハサミ男」は調査を始める。

 

非常に面白い作品だった。

読み進める中で感じる微妙な違和感。それが伏線となっており、最終的にそれらの散りばめられた伏線を回収していく様は爽快だった。

ミステリ好きとしてはなぜ今まで読まなかったのかと思うほどに秀逸な作品。

タイトルに若干の古臭さを感じてしまうが、内容はピカイチなので是非とも読んで頂きたい。