2020/12/19 無観客有料配信「ひとりよがり6.5」で初披露された『断末魔』の音源配信・MV公開がされた。
断末魔とは、人間が死ぬ直前の状態、死ぬときの苦しさ、非常に苦しいさま、のことである。
55年生きてきて初めて聞いた言葉だ。
1度しか聴いたことなくて、その時は悲しい歌、暗い歌、怖い歌、そんな感想しかなかった。
今回音源配信されて何度も聴いて、MVを見ながら聴いて、鬼龍院翔をとても深く知ることができた気持ちになった。
精神的に落ち込んだ主人公が真っ暗な闇の中でもがき苦しむ、生きてるのか もうダメなのか それもギリギリのところの状態。
そんな時、大切な人がいることを実感したくて、あなたの存在を胸の奥に刻みたくて自分の胸にハサミを突き立てる。
たとえ、血が流れたとしても。（血が流れる方が生きてる実感があるのかな）
そして、大切な人の心にも自分の存在を在るものにしてもらいたい、自分を刻んで欲しい。
ギリギリの自分だけど、もしかしたら死んでしまうのかもしれないけど、自分が生み出した曲はこの世から消えない。
もう目の前が真っ暗な孤独の中であるけれど、それでももう少し生きていこうと思っている。
あなたがいるから、あなたの存在を胸に刺しながら、ぐっと奥に奥に刺しながら。
そんな夢から覚め、まだ自分は生きてることがわかった。ベッドの中で…
