The Strange Case of the End of Civilization as..

『The Strange Case of the End of Civilization as We Know It』（タイトルが長くて全部入らない！）。ジョン主演＆脚本共同執筆の1977年のテレビ映画。現代のシャーロック・ホームズ（ジョン）とワトソン（アーサー・ロウ）が、「Civilization as We Know It」を破壊しようと企む犯罪者モリアーティの子孫の行方を追う……というかなりゆるい低予算コメディ。オープニングタイトルのロンドンの街中をホームズとワトソンがふたり乗り自転車に乗っている映像と音楽からしてもうゆるーい雰囲気が漂いまくっている（文字のフォントも良い）。幸せすぎる空気。自転車や走る車の色やデザインも良いし、ホームズのオフィスのインテリアも良い感じの色合いや散らかり具合。笑いもかなりゆるい。細かいジョークや間の抜けたやり取りの連続で、中でもぎゃんぎゃんまくし立てるホームズのジョンとぼんやりなワトソンのアーサー・ロウとの会話がおかしい。コニー・ブースもなかなかの怪演っぷり。探偵ものや刑事ものをあまり知らない私はよくわからなかったところもあったので、作品の紹介が書いてあるサイトを参考にしたりしつつ2回目を観た。1時間ほどの短さがちょうど良く楽しかった。