根本的に不公平なもの | cahier de chocolat

根本的に不公平なもの

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映画を観て、音楽を聴いて、本を読んで、翻訳をして、こんな楽しいのってないなっていう。こんなんでいいのか、なんか確実に欠けているのはわかっているけれど、でもこんなんしかできないしなあ……と思ったり。今はものすごい前に買って読んでいなかったハルキさんのエッセイ集を読んでいる。発行は1989年。この時点でも「時代が変わったから……」という話が出てくるけれど、そこからさらに30年近く経った今読んでいると、そう書いてある内容とそれに対して書いてあることと、二重にまた「今だったら……」と感じる。入れ子みたいな。そしてそれがまたおもしろくもあり。それにしても、読んでいて、あー、この人の考え方は好きだねぇと思うことたびたび。少し前に、嫌いじゃないんだけど、どうにも気持ちが沿っていかない人のエッセイを読んでいて挫折してしまったから、よけいそう感じるのかもしれない。好きな文章を書く人がいてそれが読めるのは幸せだ。そういえば今日は友だちと会合(集まるのはふたり)の約束もできたし。不幸か幸せかっていったら、まあ幸せなんじゃないですかね。今日のところは。