97f35245.jpg今日は、QUAD44とYAMAHA MVS-1とArcam DELTA Black Boxが届いた(写真上から順です)。

まずArcamのDACを試す。
使い始め音の輪郭がぼやけていたが、しだいに明瞭になっていく。
決して高解像度ではないですが、重心のしっかりした音で太い音像を描いていきます。TDA1541チップらしい艶と質感。A730と見劣りしない音が出てるように思います。
現代的なハイスピードや高解像度ではないですがアナログ的な質感を求める人にはお勧めです。
いまトランスポートをLHH-600B(スイングアームCDM-4)のデジタルアウトで出しているのですが、以前使っていたKRELLのCD-DSP(スイングアームCDM-1Mk2)のデジタル出力の方がはるかに良かったので、クレルのスイングアームのトラポでアーカムのこのDAC繋ぐとA730を凌ぎそうです。A730よりも安上がりになりますね。A730(スイングアームCDM-3)のデジタルアウトはAES/EBUしかなく、デジタルアウトの音はスイングのよさは出ていますが、トラポとしての特別優秀な感じはしませんでした。A730のデジタルアウトだけで使うような使い方をしている人は、KRELLのMD-20(スイングアームCDM-1Mk2)にした方が音質は上だと俺は思いますね。MD-20ならば、AES/EBUもついてますし同軸RCAデジタルや光出力もあります。MD-20以外のクレルのトラポもありますが、CDM-3やCDM-4よりCDM-1やCDM-1Mk2の方がつくりがしっかりしているからか、音も良かったです。スイングアームは番号が増えて型の新しい方が音がいいというわけでもないようですね。

次にYamaha MVS-1
セレクター部は使用せずに、ボリュームのみをダイレクトで使用。
これがびっくり。音がいいんですよ。非常に。
26SLのような質感はでないけど、すっきり綺麗に音が出ています。SNもいいですね。余計な回路が乗っていない分、信号がそのままダイレクトにパワーに流れていて高音質。これは掘り出し物ですね。ボーカルの色気とか肉付きはでないけど、モグラと組んで6万以下で手に入る。6万以下のアンプでこの音は出ないでしょう(笑。MVS-1は、オークションにはたまに出回ってるみたいだから、追加で買いたくなりますね。アルプスのボリュームは音質やっぱりいいみたいですね。へたなパッシブ使うよりよっぽどいい(笑。マランツプロのフェーダーとかEx-Proのアッテネーターとかボリュームとかありましたが10万以上もするし(笑、自作だと1万じゃなかなか作れないでしょう?これなら1万以下で高機能。もってて損はないですよ。このページMVS-1で検索できた人は、迷ってたらこれは買いです(笑。

QUAD44プリ
最初はAETのHIN AC QUADの電源ケーブルを繋いで聞いてたのですが、26SLと比べちゃうとやっぱだいぶ違うなと。でも音は質感もいいしイギリスらしい良さが出てる。この値段なら上出来です。古さを全く感じさせません。その後ACケーブルを26SLにつないでいたMITのZコード3をつないだら・・・(笑。解像度がぐっと上がり引き締まりました。粒立ちが良くていいですね。26SLのなんとも言えないボーカルの質感はやはり難しいのですが、かなり健闘しています。レンジもそんなに狭くもなくボーカルも結構生き生き出るし、好みです。QUADは66CDも持っていまして、あとはシンプルな405パワーを手に入れたい気分になってきました。SPは以前友人に売ったLS3/5aを取り返して繋ぐと、なかなかクラシカルなブリティッシュサウンドが聞こえてきそうです。室内楽やピアノ曲をしずかにBGMで流すといい感じそう。


ところで昨日から使っているDAD-M100Pro(黒モグラ)ですが、いいですねぇ。コストパフォーマンス高すぎです。音の質感を抜きにしてスピーカーに正確にパワーを伝えるという点だけをみると非常に優秀でア○ュ●ェ○ズとかD●N●Nとかの30万ぐらいのクラスならばモグラに安いプリを組み合わせたほうが満足な結果になる可能性のほうが高そうです。絶対ではないですけどね。スピーカーとの組み合わせや聞く人の好みもありますので。でも対等に比較できるかそれ以上の潜在能力を持っていると思います。

うちでもマークレビンソンの23.5Lパワーアンプの存在意義が少し薄れました。23.5Lのほうがもちろんいいのは当たり前なんですが・・・。
黒モグラの電源ケーブルを付属からとりあえず2本同じのがあったベルデン製にかえたんですよ。そしたらびっくり激変!ベルデンの電源ケーブルなんて付属よりはいいだけという程度のレベルのケーブルですがそれでも大きく変わりました。急に輪郭がくっきりはっきりして量感もアップしました。抜けも良くなりました。この変化の度合いからして、もっといいケーブルを入れれば、23.5Lと同じ土俵近くまで行けるかもしれない。ケーブルの方がモグラより高くなる危険がありますけどね(笑。まぁ絶対的な音のよさは23.5Lがいいのは明白です。中低域の独特の弾力間は黒モグラではでません。しかし黒モグラは、値段がレビンソンの1/10以下です。レビンソンを売り払って現金をゲットしてにんまりもいいかもしれないなぁと思うのも今日この頃。
俺のことを前から知ってる人はわかるでしょうけど、メーカー(ブランド)や高い機種への固執はありません。安くてもいいものはいい。高くてもダメなのはダメ。あとは自分の好みと照らし合わせて、高くても好みじゃなければすぐに手放すし、安くてしょぼくても音が気に入ればずっと使います。
いまお金がなくて困っています。これだけ色々買ってれば当たり前ですね(笑。俺は決してお金持ちではないので、気に入ってるアンプでも安くてそこそこ鳴るのと交換して現金が欲しくなる欲求にかられます(笑。
それに前から俺のオーディオ遍歴を知ってる人は、レビンソンを俺が使っているのは不思議に思ってる人もいるし、俺は俺らしく安くて音色重視の機種を色々取り替えて遊ぶ方がしょうにあってるのかもなぁ。

今売却候補の機種は。
23.5L
26SL
27L
A730
この4つ抜けるとごっそり寂しくなってしまうが、俺は元々ハイエンダーではないのでいいのだ(笑

PS
エイベックスの株価は今日下がりそうですね(笑