昨日のこと…
午後に訪問入浴があり、いつものように簡易浴槽を持って来ていただいて、温まっていました。
入浴すると痰が上がってくることが多く、昨日も同様でお風呂から上がってすぐに吸引。
外していたモニターを付けるとSpO2 60!!
また吸引をしても80までしか上がらず、口で息をしている。
ハイフローを鼻から口に移して、しばらく酸素を吸わせる。
訪問診療の先生に電話をして、支持を仰ぐ。
酸素を7Lまでアップしていいと言われて、最大まで上げる。
先生が遠くにいて、すぐ動けず、看護師さんが来てくださることになった。
看護師さんにも排痰ケアをしていただき、吸引を続けて、一旦は落ち着いてきた。
また痰が上がってきて、おそらく塊が気管に貼り付き、かなり苦しそうになり、SpO2 20まで下がった。
ちょうど往診医と看護師さんはスピーカーで通話していて、先生が「お父さんを呼んで」と…
すぐに夫に電話をして、会社を出てもらった。
看護師さんが「息子くん、がんばれー!」と言いながら、吸痰して、痰が詰まっている場所を押して、出そうとしてくれている。
電話が鳴り、出ると訪問入浴の方が体調を心配して、掛けてきてくださった。
「その後、いかがですか?」と聞かれて、「まだ戻らなくて、このままちょっともう無理かも…」と声が詰まって、何も言えなくなってしまった。
もう夫が帰宅するまで間に合わないと覚悟している間に徐々に戻って来た!
夫への連絡の20分後位にSpO2 99まで戻った!!
酸素は変わらず最大の7L
落ち着いた頃に先生が到着。
ちょうど看護師さんは、他のお宅に訪問しようと診療所を出たところで身動きが取れて、1番早く到着してくださった。
そうじゃなかったら、もうここにいなかったと思う。
顔が青くなり、シーソー呼吸というのになり、かなり苦しそうで、覚悟した。
それが戻って来てくれた…
先生たちが帰られた後に義両親に連絡して来てもらった。
妹にも連絡して、父の介護で身動きが取れない母と妹と姪っ子で高速を飛ばして来てくれた。
父は自宅に残ったので、心配でしたが…
息子がしっかり目を開けているのを見て、友達の声を聞かせてあげたいと思って、近所の友達に連絡をして、LINEのグループ通話をしてもらった。
1時間位、時々ウトウトしながらもみんなの声を聞いていた。
静かになったな〜と思って見に行くと、1人だけ残り、みんなが退出していた。
「おーい、◯◯〜」なんて声をかけていてくれたので、私も話しかけてみた。
「会えないですか?みんなも会いたいって言ってます」と言われた。
息子はずっと「元気になったら会いたい」と言っていたので、その事を話した。
その気持ちを尊重してあげたいし、今は意思表示ができないのに勝手に会ってもらっていいのか迷うということ…
今の病人の姿を見られたくないという気持ちもあるかもしれない…
そう話しました。
「会いたい」と強く言ってもらい、他のお友達にもLINEで「どうしても会えないですか?」と聞かれて、気持ちが揺れた。
そのまま、夜は落ち着いていて、眠る事ができた。
朝方、5時台にモニターが鳴り、設定している下限値SpO2 88を切っていた。
吸引して、一旦戻ったがまたアラームが鳴り続ける。
体交して、排痰ケアして、吸引して、それでも75くらいまで下がる。
すぐに訪看さんに電話をして、オンコール対応の方が自宅が遠くて、30〜40分掛かると言われたけど、向かっていただく。
訪問診療の先生の携帯にも電話してみると当直でしたが自宅から1時間掛かる方の診療所にいらっしゃるそう。
それでも向かうと仰っていただいた。
酸素を6Lにしていたが7Lに上げる。
合間に訪問診療の看護師さんと訪看さんの1番良くしていただいている方にメールで状況説明。
(後で聞いたら、その訪看さんも向かってくれていたみたい)
ずっと排痰ケアを続けて、吸引を繰り返して、8時前にサチュレーションが戻る。
97!!
先生にお電話して、大丈夫そうだと伝えたが「もう向かってるから、とりあえず顔を見に行く」と言っていただいた。
訪看さんが到着された頃には、SpO2 99〜100
先生が到着されて、「お!100点満点」って
先生に「お母さんだけに頑張らせてしまってごめんね」って。
「また今後も同じような事が起こる。
もし誰も間に合わなくて、お母さんだけの時に…ってなってもそれはお母さんのせいじゃないから。
ここまでお母さんができるなら、誰が来ても同じだから…」って。
それでも1人では心細くて、私じゃなくて、先生たちがいたら、違っていたかもと後悔はすると思う。
先生が帰られて、訪看さんがグリセオールを点滴するのに残られた。
昨日の息子の友達とのやり取りを話した。
会いたいと言われて、息子の意志を尊重して断り続けるのがいいのか…
今はもう意思表示できないけど、気が変わって会いたいと思っているのかもしれない。
迷い、悩んでいると伝えた。
訪看さんは、「もしかしたら、戻って来てくれたことに意味があるのかもしれない」と…
その言葉がスッと入り、ちょうどそのタイミングでLINEをくれていたママ友に「会わせてあげたい」と返信をした。
タイミングってスゴい!
そのまま、集合かけてくれて、明日の夜にみんなで会いに来てくれることになった。
幼稚園〜中学校までの同級生なので、中学校の部活の顧問の先生にもLINEをしてみた。
明日の夜8時に来てほしいなんて、急過ぎて、図々しいのですが…
先生が晩酌で眠くなっている時間なので、未読スルーですけど。
多分、来てくださるはず!!
明日の夜まで、どうにか間に合って…
母たちと…
シミだらけ…と気にしていた母の手はモザイクかけてあげました
来てくれて、ありがとう!!