あの時
どうしてすれ違ってしまったのか
あの時
なんであんなふうに
言ってしまったのか
普段は
思い出すことなんてないのに
何かのきっかけで
ふと蘇る記憶
誰にでも
そんなことのひとつやふたつ
あるよねきっと
人と人
どうしても
うまく噛み合わない
そんな時もある
あの時
めちゃめちゃ痛かったけど
あの人もおなじように
痛かったのかもしれない
指先の傷が
毎日気づかないくらいのスピードで
それでも確実に
少しずつ治っていくように
いつか
だんだんと
薄れていくのでしょう
今はもう
あの人の記憶の片隅にさえ
ないのかもしれないけど
いつか傷が治っても
不器用なあの人が
くれた言葉
あの時の気持ち
忘れない
そんなことを思う夜

