妊婦さんを見た。

なんでしょうね。
あの神聖な状態は。


わたしも人生で1度だけ
経験しました。






少し昔話を。



それはそれは
忘れもしない
欲しくて欲しくて
どーーーしても欲しくて
やっとできた子供でした。


そんな時を経ての
妊婦時代。


今思い出しても
あんなに幸せだった期間は
後にも先にも
どこにもない。


自分の中に
絶対に愛すべき命がある。


つわりも重い方で
トマトジュースばっかり飲んでて
ご飯の炊ける匂いにオエっとなって
うつ伏せには絶対に眠れず
日に日に身体の自由は奪われていき。


それでも


あれほどの幸せな期間は
わたしの人生で他になかった。


多分この先も。




小学校の作文コンクールで
賞を取ったことよりも


一目惚れのあの人と
恋人同士になれたときよりも


一浪してまで必死で頑張って
合格を勝ち取った
憧れの大学よりも


めちゃくちゃ頑張って
限界まで落とした体重よりも


いい歳してもう無理〜って言いながら
勉強して合格した
あの試験よりも。





わたしの人生で一番の手柄は
あの子を産んだこと。





今も揺るぎなく
そう思っている。




子供のことはもちろん
誰よりも愛しているし
自分の命よりも大事。


でも単に
自分の子供は可愛いとかの話じゃなく
もっと普遍的な何か。
命を育める喜び
とでも言うのかな。


説明できない幸せが
そこにはあった。


これはもはや
動物の本能と言える域なのかも
しれません。









今や悪態つかれて
ボロクソに言われる毎日だけど。


それでも息子は
誰よりもわたしのことが大好き。
おかんは知っている。




これも動物の本能かなw






それぞれ妊婦さんにも
事情があるでしょう。

手放しに「しあわせ」
と言ってしまえない状況にある人も
いることでしょう。


でもきっとそれは
その時にしか味わえない
唯一無二のもので
とてもとても神聖で偉大なものだ。




帰り道の信号待ち。
見ず知らずの妊婦さんを見かけて
あの頃のしあわせを思い出す
盛夏の夕暮れ。