ぬあああぁっっ!! 最近更新が滞っていてご心配かけてます。 他人に心配されるほど存在感があるとでも思ってるの? どこまでも自分大好きですね、プッ とコメントをいただきそうですが、あ、そういえばコメント欄閉じているんでした。 



さてG.W.は沖縄の八重山諸島、離島巡りに行ったアテクシ。 石垣島、黒島、西表島、竹富島 である。 そう言えばいい忘れていた。 アテクシ、そこでち本気でチビる恐怖体験をしたのである。




離島は小さいがゆえ、島の名前は書きませんが、それはアテクシが泊まったある島の民宿。



その民宿の各部屋は5~6部屋ほどが廊下に並んで、アテクシたちは一番奥の角部屋であった。 廊下はL字型になっていて、廊下手前にトイレ、角のところに洗面所がある。L字の角を曲がった先に続く廊下の一番奥がアテクシたちの部屋。



その洗面所というのも、これまたレトロな感じ、全面タイルで、シンクはアルミな感じ。 トイレは和式。 こんなところに泊まっている自分に疑問がわく。 いいのか? いいの?こんな宿に泊まって??  いつもはトイレは手で拭いて、タイルじゃなくって天井から埃が落ちてくるようなシャワールームとか、 水洗じゃなくって穴だったりしたわよね、バックパッカー中は!!! 





こんなに設備のいい宿に泊まっている自分にビビる。 だいたい水道水が飲めるのは奇跡だ。こんな場所、インドどこを探しても、ない。 



ガンジス川でバタフライなんてニッポン人にしたら自殺行為である。


絶対ムリだから、アレって!!




ちなみにナイル川でさえ寄生虫がワンサカいるから手を突っ込むな、と言われている。





夜、アテクシたちは夜中の1時くらいまで他の客と共同スペースでしゃべっていて、夜の島散歩とかしたり、そして各部屋に戻った。



L字の角の廊下のところまで4人で戻り、そしてアテクシと友人は一番奥の部屋に向かう。 廊下は左側が窓、右側に部屋が並んでいた。




『今日もたくさん写真撮影できたね』




そう、この島に来ていた理由は撮影だったのであるが、一日炎天下にいたので2人とも疲れていて、そして布団を引いたら一瞬で寝てしまった。 この宿のシーツはバリバリにかたく、



手触りはちりめんの和紙のごとくカチカチで、明らかに 『洗濯のりドボドボって入れすぎちゃったんでしょ?』 





というほどのものであった。南京虫の卵付きマットレス in エジプトに比べればよっぽどマシではあるから気にするところではなかった。





アテクシは1日に水は最低1.5L飲んでいるため夜中にトイレに行く習慣があって、だから昼間も 




『今こんなに飲んだら夜トイレ行きたくなるよなー でもな・・・ 慣れない民宿のトイレに夜中行くの、ちょっとヤダなー』



それでもガブ飲みしていたら、案の定、夜中目が覚めた。





ト、トイレに行きたい・・・




もしかしてもう7時とかかな。そしたらあとちょっとで起きるし我慢できるかな。携帯をつかんだ。 





朝4時半。




まだまだじゃないか!!!!! まだ寝る!!!!!





寝る、イヤ、膀胱炎になってしまうよ!でも布団から出たくないよ、怖いよ!しかしトイレも行かねば。キャサリン、今までだって怖いものとか見たことないのに、何をそんなにビビってるのよ! ここは島よ島!海外をバックパッカー中は怖いものより、むしろ人に合わないよう警戒しているくらいじゃないの! 怖いものなんてないのよ!



自己との対話をを布団の中で繰り広げる。



しかし旅行中に膀胱炎になっては元も子もない、あのシンドさはなった人にしかわからないであろうが、気が狂いそうになるくらい 『トイレ行きたい!!』 → トイレ行く → 出ない → 部屋に戻る 『トイレ行きたい!!』 の繰り返し、永遠に繰り返される拷問だ。




しかたなく布団から出るアテクシ。 




ああ、こういうとき目が悪いといいのよね、メガネなしでなんとなく歩けば見たくないものは見なくてすむ。 しかしアテクシは去年レーシックを受けているので遠くから駅の電光掲示板が見えるくらいはてしなくいい。そして毎回感動している。 普段は目が悪い方がいいだなんてこれっっっっっぽっちも思っていない。




部屋のドアを開けた。 夜はまだ廊下の電気がついていたが今は真っ暗になっている。 スリッパの音をあまり立てないように歩く。 左側は壁1枚挟んで客室だが、民宿なので響くし、人の気配が伝わる。



L字になっているコーナーのところまで来た。 洗面所の鏡は見ないように努める。


L字のコーナーを左に曲がるとそこにトイレのドアがある。 アテクシは手前側のトイレに入った。




基本的に、家でトイレに行くときは眠いのもあってあまり目を開けないで歩く。トイレの中でも目は開けない。 今回もそうしていた。 開けて呼んでもいないものがそこにあったりするのは歓迎していない。



トイレを済ませた。


さっさと部屋に戻ろう。 今日も移動があるし、撮影もあるし、寝なくては。




そしてトイレのドアを左手で開けた。





ドアが開く。





出ようとした










その瞬間





貞子 目の前に登場。





何かが目の前に立っている。






ぐごごあああぁぁぁぁえぇぇぇえぇえぇぇ!!!!!!!





腰が抜けそうになった。 トイレが終わった直後でよかったと思う。もしトイレ前だったら確実に恥ずかしいことになっていたに違いない。




貞 『あ~ こんばんはぁ』




貞子、アテクシに話しかけてきた。 真っ赤なムームーを来て、髪の毛がパーミーな貞子。アレ?貞子って髪の毛直毛じゃなかったか? もっと若かった気が・・ いや、今はそんなことはどうでもよい。 しかし人間、こういうときに限ってどうでもいいことと、目の前にあることがごちゃ混ぜになるものである。





硬直して声が出ないアテクシ。 だ、だれよ?? 初めて見たわよ!!!!






私 『こ、こ、こ、こんばん・・・』 ←もはや言葉にならない




声がかすれる。 ああ、よく見たら、宿のおばあ(沖縄語でおばあちゃん)じゃないか!!!! さっきまでは髪の毛をお団子にしてまとめていたからわからなかったけど、夜中4時半にトイレのドアをあけたら廊下に立っていたおばあは、真っ赤なムームーに髪の毛下ろしてたたずんでいて、




もうそれだけでアテクシが完全覚醒するには十分すぎであった。





私 『あ、失礼しま・・・』




おばあはトイレの中に消えた。 取り残されるアテクシ。




心臓がの中、部屋に戻ることを思い出した。 はぁ、ビックリした。 何の陰謀かと思ったわよ!!! こんなに怖い思いしたのは、小学校のときの校内祭りでお化け屋敷に入ったら来来キョンシーズが目の前に現れた以来の衝撃である。




廊下のところに戻ってきた。 そして気がつく。電気をつけたら各部屋の中に光が漏れてしまう。 たとえ電気をつけてもむこうの廊下の突き当たりに消すスイッチがあるかどうかはわからない。




ちなみにアテクシはランランに目がさえていて、完全に眠気は飛んでいたことは言うまでもない。



トイレに行くときは目を開けないでいたのだが、現在完全覚醒中なアテクシ。




暗い廊下を一人戻る。 キシキシ鳴る廊下が先ほどは耳に入らなかったが今となっては良く聞こえるじゃないか! おばあ頼むよ!!




部屋に戻ってからも先ほどの記憶が消えず、まぶたの中でおばあが何度も登場、フラッシュバックに悩まされる。



それから結局1時間くらい布団の中でモゾモゾして眠りにつき、1時間半後に起床したのである。



おばあの作った朝ごはんはとてもおいしかった。




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