
父が亡くなってから今日で1週間。
すごく。長く感じた。
もう。一か月ぐらいたっているような気がした。
1週間前の今は、まだ元気に生きていた。
15時に母が父にお弁当を作って届けて
母の作ったお弁当を全部食べて、話をした
のが最後だった。
それから約3時間後に、父は突然亡くなった。
母は、さっきまで、元気でお弁当も全部
食べてたのに・・・さっきまで。さっきまで。
数時間前まで、元気な姿を見た母が一番、
ショックだったと思う。
父は、30年間。
雨の日も風の日も嵐の日も台風の日も雪の日も
1日も休まずに、朝3時に起き。
歩いて、店まで通い。
冬は辛かっただろう。冷たい水をさわりながら
お豆腐を作り続けていました。
死ぬときは、豆腐を作りながら死にたいとよく
言っていたぐらい。
豆腐を愛し。店を愛していました。
1週間前の今日も、15時から17時の間に
何か異変を感じたのか・・・・
父が来る時間帯でもないのに、何も用事はないはずなのに
じーちゃんの愛車の自転車にのって、お店に向かっていた
ちゃんと、いつもの自転車置き場に自転車を止めて
ガードマンがいるところで、店に入るための許可証を見せ
ようとしたときに、その場で倒れてしまった。
そこを通過して、階段を下りればすぐお店だったが・・
お店にたどり着く前に、倒れてしまいました。
そこで、すぐ救急車で運ばれましたが。
病院先で、亡くなりました。
死ぬかも。
と思ったとき。
やはり、最後にお店にいたかったんだろう。
と。
死ぬときは、店で死にたい。と言ってた父は
実行にうつしたんだろう。
すごいな。お父さん。
すごいな。おじいちゃん。
すごいな。社長
みんな思いました。
お店には、たどり着けなかったけれど。
30年間、ともに働いてきた人たち。
デパートで働いているひとたち。
会いたかったんだろう。
でも、一番は。
最後に母に会いたかったのかもしれません。
3時間前に母に会って、そのとき言えなかった
ことを最後に伝えたかったのかもしれないな。っとも
思いました。
父は、人の倍生きたような人でした。
だから、71歳は早いと思うけれど。
倍生きたと思えば・・・
100歳超えてるし。
父は、一生懸命生きた。
自分のためだけではなく。
家族のために。
幽霊でもいいから会いにきてくれないかな。
と思っていたら。
どうも・・・会いにきたらしい。
猫のドラちゃんが。
なぜか、何も見えないのに一定をじっと見つめ
瞳孔が開きっぱなし。
しっぽをたれ下げて、何かにおびえて。
机の奥に隠れて出てこない。
無理やりひっぱって出しても、同じ場所を見て
耳さげて、しっぽ下げて、おびえながらまた机の
下にもぐって出てこない。
あああ。。ドラちゃん。お父さんが来たんだね。
お母さんの後ろにいるんでしょう?
って、
あきらかに、いつもと違うドラちゃんの行動。
霊とかあまり信じないけれど。
父が会いにきてくれたんだなって思いました。
ドラちゃんのビビリ方が異常だったので。
私も、お父さん。ドラちゃんが怖がってるからさ。
もう、帰っていいよ。とか言ったりして。ヒドイ・・・(;^ω^)
生きてるうちに。
最後に、何か言葉がほしかったな。って
ひとりごと言ってた次の朝。
目覚めて、最初に。
『お母さんのこと頼むな』って聞こえた。
こんだけ、私が悲しんで毎日泣いてるのにさ・・・
私の心配じゃぁなくて、お母さんのことか~って
思ったけど。
父が一番心配しているのが母の事で。
子供よりなにより母のこと一番大切で愛している。
お母さんのことは、家族みんなで協力し合って
支えていくから、大丈夫だよ。
心配しなくていいよ。って言った。
今まで私の生活になかったもの。
父の写真にいつも、ぶつぶつと話しかけ。
おはよう。いってきます。ただいま。おやすみなさい。
のあいさつをする人が一人増えたこと。
だから、毎日一緒に生活しているから。
寂しくない。
空を見上げれば。
太陽が。
父を太陽だと思えば。
いつでも会える。
暖かい、日差しで見守ていてくれる。
そんな風に思えた。
日曜日。
お父さん。
私は、お父さんの子供で良かった。
可愛がってくれて、愛してくれてありがとう。