待ちに待った日がやってきました!

何を楽しみにしているかと言うと< 酉の市 >です!

2016年の酉の市は11月11日(金)と23日(水)に開催されます。

私が行く新宿・花園神社ては開催日の前日が前夜祭とうことで開催されます。

                     (2015年11月29日 撮影)

 ところで、酉の市ってご存知でしたか?

「にしのいち」ではありませんよ。「とりのいち」です。

酉の市は毎年、11月の酉の日(十二支のとり)に開催されるお祭りです。

大酉祭り(おおとりまつり)などとも呼ばれています。

 

 酉の市は関東地方にある鷲神社(おおとりじんじゃ)など鷲や鳥に関連した

寺社の年中行事です。

鷲神社は日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀っている神社です。

武運長久や開運、商売繁盛の神様として信仰されています。

日本武尊が東征の時に戦での勝利を祈願したとされています。

この日が11月の酉の日であったことと、その時に社前の松の木に武具の熊手を立て掛けた

ことから、その後 大酉祭りを行うようになり熊手を縁起物としたのだそうです。

 

 それで、酉の市では熊手を買うのですね。

熊手には鷲が獲物をわしずかみにすることになぞらえて福徳をかき集めるわしづかむ

という意味があるそうです。

酉の市が開催される神社の境内にはたくさんの熊手商の店が並びます。

熊手の売買が成立すると威勢よく手締めが打たれます。

 

 私は特別、商売をやっているわけでもなく普通の一般人です。

大きな熊手を買うこともないのですが、あの雰囲気が好きです。

聞こえてくる声だけで、こちらにもご利益がありそうです。

また、1年 商売繁盛が続くといいですよね。

 

 私は毎年 出来る限り酉の市に行くようにしています。

仕事の都合で夜に行けなければ、徹夜明けの早朝に行ったこともありました。

そんな時間に行ったとしても露天商も営業していないし、熊手商もいません。

 

 なぜ、行くのか?

それは、景気のリサーチです。

この酉の市に行けば、この年の景気がおおよそ分かるのです。

少なくても、前年よりは<良いか・悪いか>は分かります。

なぜ、そんな事がわかるのか?

単純な話です。

下げられている、ちょうちんの数で分かります!

この、ちょうちんは その年に寄付された金額によって増えたり、減ったりします。

寄付をされている方々は酉の市が開催される場所で営業されている企業や個人事業主たち

が主だと思います。

寄付金の額はその年の景気が如実に反映されるはずです。

 

 私は通い始めてから20年近くなります。

始めは気がつきませんでしたが、毎年写真を撮っていてその事に気がつきました。

 

 実際に比較してみましょう。

写真は、パソコンの中に入っていた最近のものだけですがこうして比べてみるだけでも

違いがあります。

 (2011年11月26日  ちょうちん 5段)

  (2013年11月14日  ちょうちん 5.5段)

  (2015年11月29日  ちょうちん 6段)

2011年から去年までをみるとちょうちんの数が増えています。

景気が上を向いているということが分かります。

いいことですね。

 花園神社には開催日に見世物小屋がたちます。

今の時代にそんなものがあるのか!と思う方がいるかもしれませんが、あるんです!

毎年、興行は行われています。

私は毎年中に入るわけではありませんが、いつものあの人は元気かな? 

あのおばちゃんはいるのかな? 今年の看板も見事だな!などと思いながら、入り口の前

まで行って様子を見ます。

入り口の横で口上を述べ、太鼓を叩き、ベルを鳴らし客を呼び込む様は異次元に近いものがあります。

日常にはない世界が目の前に広がります。

意味もなく鼓動が激しくなるのはなぜでしょうか。

 

 境内に軒を連ねる露天の裸電球が屋根のテントの色とまざり、境内全体をオレンジ色に

染め上げます。

歩く人たちのすきまから見える 輪投げ、空気銃、くじびき、あめ細工、たこ焼き、

辛子売り、箸売り、金魚すくい、わたがし、白蛇屋、バーベキュー、人形カステラ、

お好み焼き、焼きそば、じゃがバター、何もかも不安定な明かりの元で 懐かしい景色

として私の目には映ります。

子供の頃に行ったお祭りに来ているようです。

ノスタルジックな気分に浸れる空間がそこにあります。

 関東ではいくつかの神社で酉の市が開催されます。

足立区の大鷲神社、台東区の鷲神社・酉の寺 長國寺 

府中の大國魂神社、そして新宿の花園神社 などです。

 

 もし、時間があれば 是非 行ってみることをお勧めします!

きっと、楽しい時間を過ごせますよ! 

 

注意 人が多い時間帯はスリに注意してください!

バックは自分の胸に、抱え持ちましょう。