聞いて下さいますか?
長男君は一ヶ月前から、少しずつ自分の荷物を新居に運び入れておりましたが、本日をもって実家より旅立つことになりました。
母として、前日の夕飯は最後の晩餐として美味しいモノを食べさせてあげたかったのに…ヤツはそんな事を一言も言わずに、普通の夕飯後に突然、
「荷物を入れる大きな袋ある?服とか全部持って行くから」
と言うではないですか。
おいおい、ちょっとお待ち、聞いてないよ!という心の声を抑えて、この家に引越しをした時に余った段ボールを「これがあるよ」と渡しました。
何かに使えるだろうと、とっておいた段ボール。
私の凄まじい断捨離の波を潜り抜けて残っていた彼らの晴れの舞台となりました。
…まさか長男のお引越しに使うとは…。
この家を購入して引越してきたのが、長男10歳の秋。あれから14年。
人が育ち、生きていくのって簡単じゃない。色んなものに守られてきたんだろうな。見えるもの、見えないもの。
全てのものに助けられてきてのでしょう。
ありがたいな。感謝だな。ちょっと感動しちゃうな。
なんて感慨にふける私ですが、長男は支度が終わると普段通りゲームに勤しんでおります。
なんかさ…育ててもらった感謝の気持ちとかさ…無いのかしら???
…特には無さそうだけど…。
分かってはいたけど、相変わらずの「幸せさん」だこと。
夫とは21年間のお付き合いでお別れをし、息子とは24年間のお付き合いでお別れとなります。
残るは次男君。出来たらそばにいて欲しい。
強要はしません。
「出来たら」でいいです。
私、立派な親ですもの(冗談です)。
独立を阻止する事はありません。
どうやら家族と縁の薄そうな私ですが、次男とはどの位、一緒にいられるのだろうか。
1人でこの家は無駄に広い気がする。
なんか…「うるさい!」って怒鳴っている間が華だった。
これも私の中の学びということなのでしょうけど。
読んでくださって、ありがとうございました。