最近、ばーちゃんの事を人と話している時に、なんとなく言うてた事がある。
ばーちゃんの認知症は、ほんとに急激に進んだ。
先日、ばーちゃんのほったらかしになってたスマホを解約したんやけど。
ラインを見てたら、最初のころはちゃんと、了解です、とかって返してた。
去年の春くらいの話。
いまや以前から使ってたガラケーも、ちゃんと使えてない。
ばーちゃんからかかってきたと思って出ても、返事がない。
耳に当てないし、そもそもかけてると思ってない。
触ってるうちにかかってもーてる感じ。
おーーーーい!おおおおーーーーーーーい!耳に当てろーーーーー!
て、大声で言うても、さっぱりや
私やからええけど、他の人にかけたら迷惑やでほんま。
そんなことになってしまってるけど、本人は、別に困ってない。
周りが困ってるだけ。
ばーちゃんも苦労をしてきた人だし、周りで認知症になった人を見て、
私は絶対ああはなりたない、あんなんなったら情けないわ、施設でもどこでも入れてな、
とか言うてたけどな、なってもーてる。
何にもでけへんじーちゃん残して先逝かれへんわ、
言うてたけど、いまや逆やしな。
じーちゃん先に逝かれたら、ばーちゃん一人で家でみるのは無理や。
じーちゃんが残っても、まだ何とか一人で自宅で過ごせる。
私は世話しなあかんけど、世話の度合いが違う。
そんなことになってることも、もはやばーちゃんは分からない。
本人はまったく、自分が一番なりたくなかった状態になっていることを知らない。
これが、足腰が悪くなって、でも頭ははっきりしてて、ていう状態なら、本人しんどいやろな。
人に世話かけてるていう事も分かってしまうし、思うように動けないもどかしさもあるやろし。
認知症になるまでは、以前ヘルニアの手術して以降、寒くなったら足がジンジンしびれるだの何だのと、調子悪そうなこと、しょっちゅう言うてたのに、全く言わなくなった。
シェーグレン症候群で、唾液が出にくい症状のため、味覚がわかりにくくなることもあったようで、それにも悩まされていたけど、それも全く言わなくなった。
食べ物はなんであれ食べるし、味がどうとかも言わんし、満腹になっているのかいないのか、おかしいくらい食べるときもある。
悩んでいたことを、もはや全く感じなくなり、食べて寝て、時折フラフラと周囲を徘徊し、デイで楽しく過ごして、悩み事なんてなんもあれへん。
しょっちゅういらんことして、私にガミガミ怒られてるけどな(笑)
それもすぐ忘れてるし。
ある意味、神様がくれた最後の幸せな時を、満喫しているんやないか、
そんな気が、最近してきた。
とはいえ、周りはすんごい大変やし、もう私も疲弊しまくってるけどな……