完璧女の待ち合わせ


地下鉄を降りて夫との待ち合わせ場所に向かう途中

あきらかにオトコを待っているお嬢さんに目がいった。

彼氏ではなくて「オトコ」を待っていると思わせる風情って、わかる?


ヘアスタイル、メイク、服装、バッグ、立ち姿、表情

その全てにおいて、計算尽くしで、完璧過ぎる感じ。

きっとランジェリーまで手抜きなしなんだろうな、と

相手に推測させてしまうような感じ。

このお嬢さん、その完璧さゆえに、かえって不自然なのだ。


そこまでして彼女に期待と緊張をもたらす男性に

非常に興味がわいたのだけれど

私も待ち合わせ中だったから、そのままに通り過ぎた。


彼女の「完璧な姿でオトコの視界に登場する」という美学は

肝心なところで失敗しているように思える。


完璧な姿を、完璧に至るまでの努力を、

周囲に微塵も感じさせず、「これが普段の私よ♪」って

自然に微笑むくらいの余裕があって、本当に完璧なのだ。


------------------------------

小悪魔ちゃんの待ち合わせ

ひとりでランチをしていると

隣の席の学生サンが携帯をみつめては溜息をついていた。

コーヒーカップはとっくに空っぽのご様子。


20分後、ようやくかわいい女の子が登場。


ここで私、軽くカルチャー(?)ショック。


女の子、彼氏をさんざん待たせておいて(そんな風にみえた)

ごめんね、でも、待った?でもなく


「きゃははははは!」


ドリフもかなわんくらいの大爆笑!

隣で勝手にきょとんとしていると(・・)


「来ないのかと思ったよー ^ ^」

て、彼女につられて笑っちゃう彼(・・)ワラッテルヨ


「きゃはははは!」

もいっちょ、とびきりかわいいキャハハ笑い(・・)カワイイヤン


「ははははは」

彼、完全につられて笑ってます(・・)カノジョ、小悪魔ダナ


「なんかね、まつげがくるんってならんかったから

 まつげパーマ行って来たら遅くなったーラブラブ


これ、ようやく語った遅れた理由。

か、かわいくない?(私まで小悪魔に洗脳され始めている)


------------------------------


私の待ち合わせ


どどどどどど(走る音)


「ごめんねー!待ったぁ?????」


「い、いや、待ってないけど・・・(- -)」


「え、ほんと?よかったー!!」


「・・・(- -)」


「何?どうしたと?(・・)」


「みゆき、前髪変。眉毛も消えかかってるよ」


あわわわわ(・・;)

この時、すぐに上の二人の女の子を思い出した私。

彼女達に比べて、私のこのザマときたらあせる

もっさりしたまま時間通りに現れる恋人より

ちょっと遅れてもキレイな姿で現れる恋人のほうが

嬉しいに決まってるよね(そんなことない?)


まあ、かわいいうえに遅れないのが一番だろうけどさ汗