もう何年も海から離れており、「やってたんだよー」とは言い難いものではあるのですが、実はわたくしサーフィンをしていた時期がありました。
実際にお会いしたことのあるかたには、「見えない(笑)」とよく笑われるのですが、まあそんな時代もあったのですよー。
とはいっても、自ら波や潮の高さの情報を集めて、ボードを担いで海に突っ込んでいくレベルではなく、もっぱらリアルな波乗りの方に便乗していた程度。
明日行くよーというときにお声がけいただき、まだ空に星が出ているような夜中とも早朝ともいえる時間に起きて海へ向かい、日の出前のうっすらと太陽の光が届き始める頃に海へ着き、ウェアを着てボードの準備をし、ゆるゆると海へ乗り込んで波と日の出を待つのです。
小さな波に揺られながら、海の上でボードに座りつつ波待ちをしていると、はるか向こうにあるような、でもとても近くにも感じられるような水平線から突如ぱーっと朝日が差し込んでくるのですが、その美しさに魅せられてそこから2、3年程度、海へ通っていたのでした。
そのときに体で思い知ったのが、どう足掻いたところで自然の力には勝てないということ、自分の思い通りにはならないということ、でした。
しみじみと実感し、今でも覚えているのはたとえばこんなこと。
どんなに早く波に乗りたくても、夜が明けなくては海には入れない。
(真っ暗な海もまあ素敵なのですけどね、マジで危ない。)
しっかりと足を踏ん張らなければ、波を押し越えて沖には向かえない。
大波に飲まれてしまったら、もがいたところでその勢いからは逃れられない。
どんなにいい波が来たとしても、パドル(手と腕で水をかく)できなくては波に乗っていけない。
毎朝更新している Morning Happy メッセージでも、時々「○○の波がきています」というメッセージをお伝えすることがあるのですが、実は「波」って絶えずやって来ているのですよね。
カードを読んでいても、ヨガをしていても、星の話を学んでいるときにも感じることなのですが、私たちには日々いろんな波が本当にやってきている。
問題は、それに乗れるか・乗れないか、それだけだったりするのです。
ではその波に乗るにはどうすればいいのか?といえば、たぶんその答えはシンプルでとっても基礎的なこと。
つまりは、
「波に乗るための筋力をつけること、そして、自分が乗れるのはどの波なのかを見極められる感覚を身につけていくこと」
ということなのですよね。
CMに出てくるようなビッグウェーブって、ビギナーにはまず乗りこなせません。
たとえ挑戦したとしても、波に飲まれて、海中にぐるぐる巻き込まれたり、水中でボードに襲われたりするのがオチです(←サーフィンやったことある方にはわかる表現(笑)、ボード乗りながら波に巻かれるとボードも一緒に波の勢いに翻弄されるので、リアルに凶器になるのですよ…)。
それを乗りこなしていくためには、何度も何度も波に飲まれながら、乗るための練習をすること。
そして、何が足りなくて乗り切れないのかを理解していくこと。
理解したら、足りないものを補うにはどんなことをすればいのかを考えて、実践していくこと(筋トレとか、パドルの練習とか、自分にあった波の質や高さはどんなものなのかとか)。
そして、それらを踏まえて再トライすること!
トライ&エラーを繰り返すこと。
地道ですが、たぶん本当にこれしかない。
やり続けていって、「波が来たら乗っていける自分」を準備していくことなのですよね。
今、この瞬間、その波が来たら乗れますか?
乗りたいですか?
今は無理だと感じるなら、何が不足していますか?
いつ頃、乗れるようになりたいですか?
私自身も、自問し続け、現状把握し続けながら今も「その波」が来るか来ないか、乗れるか乗れないか、伺い続けています。
大波に気持ちよく乗れるようになりたいなーと、願いながら・目指しながら!
↑憧れた景色(笑)
いやあ、いろいろ無理でした(爆)!