同じ釜の飯を食う、なんて言うけれど、さて私はいくつのお釜を持っているだろうかと数えてみた。
1つ目のお釜は、生まれてから結婚するまでに家族で食べた25年間の。優しさを育み、楽しく明るい家庭の大切さをこころの底に敷き詰めた。気が付いたのは、家庭を持ってからだったけれど。
2つ目のお釜は、会社という肩書きのお箸で食べる約40年間の。そろそろ底の方が見えてきた。美味しいお焦げはまだ見当たらない。
3つ目のお釜は、2つ目と頃を同じくして手に入れた一升釜。結婚をして自分たちの家庭を持ち、3人の子供たちにも恵まれ、4世代7人家族を支えてくれた。まさしく一生分のご飯を炊いてくれる一生釜だ。
この他にもNPO活動のお釜や最近ではfacebookのお釜が増えた。
人は一生で、いくつのお釜のご飯を食べるのだろう。
私のどのお釜の底に、美味しいお焦げが出来ているのだろう。