にゃんず日記~アメブロ出張所 -8ページ目

とらちゃんへの手紙 その59

とらちゃん、あのね、
医療ってどこまでやればいいんだろ?

ただ、命をいたずらに長引かせるのではなく
でも、できる範囲で、気持ちよく過ごせるように
してあげられたら一番って思うのね。

とらが病院で救命措置を受けていたとき
心臓マッサージを先生が長い間してくれたね。

瞳孔も開いてしまって、ふくらんだしっぽがしぼんできて
とらのたましいが体から離れたことがわかった、あのとき。


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先生は、こういったよ

これ以上、(心臓マッサージを)しても
この子の負担になりますから


と。


とらはもう亡くなっているのは
私も見てわかったのにね、
先生は、とらが亡くなったとは言わなかった。

亡くなっているのに、負担になるから、と仰って

なんていうのかな、
すごい優しさのようなものを感じたの。

体から離れた、たましいを呼び戻すようなことは
してはいけないんだと思った。


でも、私は、とらのこと、ずっと呼んでしまったけどね。
あれはダメだったね、ごめんね。