久しぶりに「癌治療方針」というテーマでブログを書きます。

今回の記事は2回から3回に分けて書いていこうと思います。

 

僕は白血球とリンパ球の数値を自分で把握しておくことの重要性を

 

4年間の闘病生活の中でつくづくと感じてきました。

そしてこの事は僕の講演会の中でも毎回ご紹介をしてきました。

もともとは済陽先生が著書や講演会で何人かの患者さんの

白血球とリンパ球の数値をグラフ化しておられたので、闘病2年が

経過した頃に自分でもグラフを作ってみたのがきっかけでした。

その時点までには、僕の病状は劇的に良くなったこともあったし、

一歩後退(つまり悪化)したこともあったし、膠着を続けていたことも

ありました。

そして、2年経過時点で作成したグラフは恐ろしいくらいにその

病状の経過と結びついていたのでショックを受けました。

 

何ががんを治していくのか、世の中には諸説があります。

 

手術、放射線、抗がん剤の3大療法? (それは対症療法に過ぎない、

などの異論も聞こえてきそうですね)

細胞の自殺(アポトーシス)に代表される自己修復機能?

栄養素による細胞の正常代謝?

活性酸素を除去する抗酸化力?

細胞毒を排除する解毒?

がん細胞を死滅させると言われる高温?

そして今回話題にしている免疫力?

 

そのどれもが根拠はありますし正しいと思います。

 

そしてどれも深く掘り下げていくと相互に関係している部分も

見えてくるものです。

人類はまだ、これさえやればがんが根治できるというような

領域には到達していませんし、色々な事の総合力で地道に

がんを克服していくしかありません。

特に僕のような4期がんの場合は。

 

話を戻すと、闘病2年経過時点から白血球とリンパ球の

 

数値をグラフにし始め、それから今日まで採血のたびに必ず

数値はグラフに入力してきました。

重要性を認識して以来、免疫力を落とさない努力を続けて

病状は悪化することはなく、リンパ節転移消失などの好転も

重ね、昨年9月の胃切除手術で遂に4期がんの寛解を

果たしました。

 

しかし今年2月にリンパ節に1cm強の再発が見つかり今でも

 

闘病は続いています。

半年で寛解を目標にしてきましたが、いまだに達成できて

いません。 

そして不思議なことに、今年になってからは白血球とリンパ球の

数値が低迷を続けてきました。

やはりこれらの免疫力と病状はかなり関係が深いのだと

認識を新たにしています。


次回は闘病開始から昨年の寛解に至るまでの経緯について

もう少し掘り下げて書いてみます。

 

 

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