「副作用が楽になる、抗ガン剤がよく効く食事」 著者 済陽高穗、 出版 アスコム
$志澤弘のブログ


7月21日に初版の済陽高穗先生の著書です。
今までガンが消えて行く食事療法という形で昨年夏くらいから済陽先生は徐々に
有名になられすでに著書も10冊を超えベストセラーにもなられています。
最近は書店でも先生の名前を見ない事はないくらいですし、類似の本も出回る
様になっていますね。
しかし先生の場合は元々がれっきとした外科医ですし医学的なバックボーンに
支えられエビデンスも挙げながら自ら確立された食事療法で多くの方々を
救っておられるのが素晴らしいと思います。
僕は昨年8月にガン宣告を受けてその時に先生の著書と巡り会い、10月から
直接指導していただいています。
医学的には僕の宣告された平均余命はあと2ヶ月ですが、こんなに元気に闘病でき
大幅な腫瘍の縮小を見る事ができているのは先生のおかげです。

食事療法の中身はすでに今までの多くの著書の中で記されていますからお読みの方も
多いでしょうし、ここでは省きます。
この本は抗ガン剤という面からスポットライトを当てた書き方をされている事、
抗ガン剤が効く、効かないとはどういう事かなども書かれている事、食事療法
以外の免疫力の上げ方にも触れておられる事などが他の著書と少し違いますね。
先生は著書の中でも何度も書いておられますが食事療法の中身を確立するまでに
ゲルソン療法、甲田式療法、ナチュラルハイジーン、マクロビオティックその他を
研究なさったとの事です。
しかし僕が見る済陽式の特色は、ゲルソン療法、甲田療法などより一般に取り入れやすい
(つまり食事制限がそれらよりは緩い)ということ、 また現代医学を否定せず
外科手術で取れるものは取る、少量の抗ガン剤と併用する事で大きな効果を図るという
ところでしょうか。
そういう意味で現代医学、代替療法を包含する独自の統合医療だとも言えるのでしょう。

数ヶ月前から先生は夜は9時に寝て9時間寝ろとおっしゃっています。
その事もこの本には書いてあるし、何と歩く事の効用までお書きになり始めています。
転移の進んだ晩期ガン、末期ガンの患者さんは抗ガン剤に頼らざるを得ないでしょう。
済陽先生の統合医療とでもいうべきものを知るにはとても良い本だと思います。


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