慢性疾患を患う苦しみは

出口のないトンネルを

進む心境に似ています。



この苦しみが

いつまで続くのか




末期癌患者とは

また違った苦しみを

長い期間

抱えることになります。


じわじわ苦しくて

蟻地獄から

這い出られない感じ。

その中で

どこかに希望が

あるようには

思えてきません。



まずカウンセリングで

することは

その話を

丁寧に聞くことです。



基本的には

遮らずに聞きますが

時にはちょっと止まって

質問します。



聞く態度は

相手に肩入れしながら

中立的でもあるように

意識します。



その人の話を

共有することが目的です。


この作業を通して

聞く側に苦しさが伝わり

苦しみをともに抱える

雰囲気が生まれます。



その結果
話す人の苦しみが変化します。

苦しみの性質が変わります。

軽くなることもあります。