治療を始める時の話は

今日で終わりです。


最後は

不安についてです。



とにかく拒食症は

不安の塊のような病気です。


始終不安な人もいるし

時々不安になる人もいます。

一旦不安になると

それが取れない、収まらない。


不安はなんにでもくっつきます。

とくに体重・体型関連には

好んで取りつきます。

そのせいで

しなくてもいいようなことをさせられたり

したいことができなくなります。



そういうわけで

この不安を

なるべく減らすこと

なくすことが

治療をスムーズに進める

重要なポイントになります。




どうやってやるか

それは本人にとっては

「気合!」です。

エイッ!

エイッ!ってやります。

本当です。




治療を担当する人

家族などのまわりの人

にも大事な役目があって

それは

「絶対に大丈夫!!」と、

保証することです。

これを真剣に

全身全霊でやります。

気迫を出します。


そうすると

患者さんの不安は

すーっと落ち着きます

不思議なほど。



そうやって周りの

サポートを得て

患者さんは治療を始め

進めていきます。