一人で病院に来ることもありますが

家族と一緒に来ることもあります。


どちらにしろ

近しい人にどう接したらいいか

分からなくなっています。

お互い何とかしないといけないと

思っているのですが

うまくかみ合わず

その結果

傷づけ合うこともあります。

更には傷つけ合うことを恐れ

お互いに距離をとろうとします。



分かり合おう

助け合おう

としているのに

結果的に傷つけ合っている形は

双方に相当のダメージがあります。


治療の最初に

この状況を緩和するのが

大きな仕事の一つです。



お互いが助け合おうと

していることを再確認し

どうやったらさらに協力し合えるか

治療者がその調整役を務めます。


気持ちをぶつけ合って

涙が出てくることもありますが

それは親しい間柄では

当然のことです。

それを経てさらに

絆が深まります。


時には

一人でやってみるところを

敢えて手出しせず

様子をみることもあります。


いずれにしろ

みんなで話し合って

治療を作っていきます。

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