拒食症の人は低栄養で

不安、気分の落ち込みがあって

ものごとを前向きに考えにくいです。

体全体を病気がすっぽり包んで

何をしてもうまくいかない感じになります。

治ること自体に

疑問を持ってしまいます。

その状態で治療に取り組んでも

うまくいくわけがありません。

治る、きっと治ると思うことが大切です。

そう思えるには

そばから必ず治るという

メッセージを受け続ければ

大丈夫です。

もうひとつ治療の難しいところは、

食事が最大の病気なのに

それが最高の治療である

ところです。

この矛盾

このもどかしさ

いらだち

いろんな受け止めたくない感情が

やってきます。

それらは

スルーしてもらって

信じて食べるだけです。

これも一人でするよりは

頼れる援助者がいると

全然楽です。

あとは

病気を治す気持ちが

日々の日常に流されてしまう

ところもあります。

この骨と皮の体のままでも

割と生活が送れちゃうからやっかいです。

ながく拒食症をやっている人は

そうやって病気のスパイラルから

抜けられないでいるのです。

中途半端に体重を回復させるのも

問題です。

途中で不安になったり

このくらいでいいやと

栄養を摂るのをやめると

いつのまにか初めの体重に戻ります。

体の機能が

以前と同じようになるまで

体重を回復させましょう。