拒食症の治りやすさ




どういう拒食症が治りやすいか、

分かっています。




 本人の治りたい気持ちの強さ

治りたい気持ちと、

食べるとぶくぶくに太ってしまうんじゃないかと言う怖さが、

ぶつかっていますから、

治りたい気持ちが強ければ強いほど、

怖さに打ち勝ちやすくなります。




 病気の期間の短さ

病気になって日が浅いほど

治りやすいのも、もっともです。

やせ細る前の生活をよく覚えているし、

早く学校復帰や仕事に戻りたいと思うものです。

ちなみに、治るまでの平均期間は3年間と、

過去のデータでは出ていますが、

患者さんたちと何年で治したいか話し合って、

それに基づいて治療計画を立てます。




 家族などの周りのサポート

病気に立ち向かっていくのに、

一人でできないことはないですが、

応援してくれる人が多ければ多いほど、

弱気になった時などに、

心強いものです。

治療者は、専門家でもありますが、

基本は、サポート役です。

同じ病気の仲間が支えになることがあります。

たまに、お互いの傷をなめあうだけの関係や、

病気の助けをする関係に陥る場合がありますから、

その時は、注意が必要です。




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