今日ある患者さんと話して、罪悪感の話になりました。相当感じているようでした。なので、食事が全然楽しくないようです。
それで、ぼくは、どんな風に食事をとると楽しくなるか、おいしくたべられるか、いろいろと話しました。
はっきりいいます。罪悪感は百害あって一利なしです。そんなこと思っても、何の役にもたたないばかりか、返って次の食べ過ぎにつながるだけです。
罪悪感を感じて、食べるのが止まるようであれば、もうすでに止まっています。だから役に立たないということです。
元々、生まれたときには罪悪感はないと思っています。赤ちゃんを見ていて、罪悪感を感じているように見えるでしょうか?ないと思います。
罪悪感は、外から教え込まれたものです。自分で自分を責めるというのは、全く不要です。必要なのは、自分の行動を振り返って、次の行動につなげることだけです。
罪悪感をどうやってやめるか?
それは、まず自分で、罪悪感は自分にとって良くないから、やめようと心に強く強く誓うことです。何度もそう思ってください、または言ってください。
思いにくい場合は、名前を付けるといいかもしれません。いま思いついたのは、「ザイア君(罪悪ん)」というのはどうでしょう?
「さようなら、ザイア君、君とは縁を切らせてもらうよ。」と、唱えます。
そして、罪悪感が出てきたら、出てくるたびに、「しつこく出てくるね、ザイア君、でも、もう君とはお別れすることにしたんだよ。さようなら。」などと言ってあげてください。
罪悪感は、何かしたときに、失敗したなと思った時に、感じます。失敗することは、とても大切なことです。失敗に対する心構え、対応については、また今度書くことにします。