日記-私が結婚指輪をもらえるまで-

日記-私が結婚指輪をもらえるまで-

2017年4月に結婚。夫はニュージーランド人。指輪はまだない。

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わたしの父は73歳です。

父にはIVF(体外受精)の話も、卵子提供の話も、わたしからはしたことがありません。

そして母も黙っていたみたいです。

別に口止めはしてなかったけど、子どもができたらできたでおめでたいやん、どうやってできたかは別に言わなくていいだろう、というのが母の考えだったみたいですね。

そして果たして、、、子どもはできた!

が、「卵子提供」で!!!

 

母には順を追って報告していたことも父には、、、寝耳に水?!

しかし事実を言わないわけにはいきませんから。

 

スマホ Lineしました。

めちゃ簡潔に!妊娠報告とともに、めちゃ簡潔に書きました。

 

バイキンくん 「わたし、45歳になったんだけど、この年で子どもを産むことに挑戦します!うまく育てば10月に生まれるよ!

まずはジャブで、エコー写真を添付。

既読旗

カエルヤッタ~!しっかり育つように毎日お祈りしとくわ!

 

お祈りするタイプの父ではないので、ちょっとびっくり。笑

 

バイキンくん 「ありがとうー、でもひとつ言うておかないといけない重要事項がある

既読旗

バイキンくん 「いま、わたしのお腹で生きている生物の卵子は養子なんだけど理解できる?体外受精するも高齢により失敗が続いたので、年齢のリミットを考え、日本ではできないことに挑戦する決断をしたんだよ。

既読旗

バイキンくん 「意味わかる?ドナーエッグといって、遺伝子的つながりがない受精卵を育てているので、わたし日本人だけど100%ガイジン顔の赤子を生みます!でも私から生まれるからわたしの子どもで、お父さんの孫になるよ、理解できる?

既読旗

移植日に融解された受精卵の写真を添付。

既読旗

バイキンくん 「日本ではまだ許可されてない最先端生殖医療技術です。小説ぽいけど現実です。ビックリした?感想、ご意見をどうぞ。

 

既読を確認してからどんどん事実を書きました。

どんな反応かな。

父には直接話すより、こうして簡潔な文章で伝えたほうがいいと思ったんですよね。

 

2分後

 

ピコーンスマホ))

カエル 「わかるよ!ガイジン顔でもあなたの子、私の孫です!赤ちゃん頑張れ!

 

!!!!!!

 

ぎゃ、すんなり理解 笑い泣き

あっさりすぎて逆に拍子抜けもあったけど、父のバックグラウンドは生物学を教えてたこともあり、命が生まれる仕組みについての理解は難しくなかったのかも?

しかし「自分の孫」として受け入れる意思表示に2分はやっぱりすごいな。笑

 

まぁ相談ではなく「結果報告」なので、そのほかに言えることもないんだろうけど?

万が一、実はこのことで思いを巡らせていたとしても、後戻りはできないことなので受け止めてもらうしかないです。

 

ひとそれぞれの理解の仕方があるので、話し方によっては難しい方向へ行ってしまいそうだけど、相手によって、いいタイミングでわかりやすく伝えるのが大事だと思いました。とてもシンプルな報告だったけど、これでとりあえず父には理解してもらえたと思っています。

 

おんなのからだやきもちのことはどーせ言っても理解できないと思っているし。)

 

あとは実際に子どもが生まれてみて日本に連れて帰ったときの反応はどんなものかな~ということ。

しっかり理解してもらえた上で、その時に喜んでくれたらいいなと思います。

 

ちづ

母にはIVF(体外受精)を始める前から話していました。

わたしみたいに40歳を過ぎたら、自然に子供を授かるということは難しいことや、だからこーゆうやり方があるんだよーっていう説明、それを海外でやってみるねーという感じのこと。

 

わたしはIVFを初めて考えたとき、すでに40歳を超えていたので、まずは自分の体が対応できるのかどうかを、日本に一時帰国したときに地元のレディースクリニックでやったんですよね。

 

ブライダルチェック」という鬼恥ずかしい名前のパッケージでしたが、、、、。

 

そこで、そのクリニックのドクターに言われたのが、生理も正常にきているし、子宮もきれいだし、たまごのストック(AMH値のこと)も年齢に対しての平均より上回ってあるようなので、すぐにIVFに挑戦することは可能だけど、年齢のリミットがありますからね!という内容のことでした。

わたしはこの結果をニュージーランドに持って帰って、すぐにこっちのクリニックを探して計画実行に取り組んだんですが、母にはそれも全部言っていました。

 

だけど実は、「体外受精」ということじたい、母はなんとなーくしかわかっていないみたいです?!

 

どうやって採卵するとか、どうやって受精させるとかを説明しても、「おかあさんよーわからんわ、でも応援してるから成功したら教えて!」と言っていて、「とにかく赤ちゃんができるなら!なんでもトライしてみなさい!」という感じでした。

 

説明は聞くけど母のポイントは「あかちゃんができたらそれでいい」、そして知りたいことは「お金はいくらかかるの?」だった気がします。

応援してくれているのもわかったし経済的にサポートしてくれる気持ちがあるのも嬉しかったな。

 

しかしIVFは失敗に終わって卵子提供にすすむときは、母にショックを与えないように、「知らない女性の卵子」とはっきり言わず「卵子を養子にもらうやり方で妊娠を目指す!」という遠回しな表現を使いました。わかりやすいかな?と思ったから。

 

しかしあとで思うと、それもよくなかったのかな?真顔

 

そして果たして子どもはできた!その卵子提供で!

すでに「卵子提供での妊娠を目指している」と宣言済だったので、妊娠の報告は「着床したよ!」だったけど、少し後の会話などでチョコチョコへんなことを言い出しました。

 

オッドアイ猫 「おかあさんはハーフの赤ちゃんは初めてなので楽しみです!

みたいな、、、、。

 

おかーさん!生まれてくるのはハーフじゃなくて「100%ガイジン」だよ!

 

そう言ったのに オッドアイ猫 「ははは!外国で生まれて育ったらガイジン顔にもなるわな!

 

いや、ちゃう、生まれついて!遺伝子的に!ガイジンやねん!

 

あんなに説明を重ねてきたと思ったのに、まさかのわかっていなかった?!チーン

 

卵子提供を決意したときに母がわたしに言ったのは、

あなたにも子どもを産んで育てるという経験をしてほしい。おかあさんは子どもがいて幸せな人生を送れているので、あなたにもそうして欲しい。

可能性があるなら今できることは全部試して後悔のないようにしなさい。

などで、とっても背中を押されたんですが?

 

安定期に入って、これは一回ハッキリさせておかないといけないなと思ったので、ドナーの女性の話をすることにしました。

卵子提供のリストの順番が早くまわってきた!とかはもちろん話しているけど、その内容についてなど細かいことは母には言ってなかったので、この際と思い、ドナーの容姿だけ、ジャブっぽく。重たくならないように。

 

スマホ Lineメッセージで私が送ったのはこんな内容でした。

ドナーの女性って、すごく健康モリモリで子どもも5人いるみたいで、前にも卵子を提供した経験がある人みたいだよ。会ってないけど。それで身長は180センチで黒髪で目は緑っぽいんだってー。生まれてくる赤ちゃんは半分はそーゆう遺伝子で、半分はコリーさん(夫)ってことで、わたしはいまそれを自分のお腹で育てている真っ最中なんだよ!

 

その日、母からの連絡はありませんでした。

 

スマホ 翌朝、母からの返信

自分とまったくつながりのない命を自分のお腹で育てる決断をしたあなたを思うと、昨日の夜は涙が止まらなく泣き続けました。

 

え!!!なんかごめん!いま!??

 

だけどあなたの中でその命が育つということはあなたの子であることに間違いないので、無事に生まれてくるのをお母さんは楽しみにしたいと思います。「あなたが決意したことは、コリーさんやコリーさんの家族にとっても重大なことだから、そら絶対大事にしてもらわなあかんよ!

 

ウルウルっときました。

母を泣かせてしまったことと、それでも理解してくれたことと、生まれるのを楽しみにしていると言ってくれたことや夫の家族との関係にも危惧してくれているところに感動しました。

 

そのあとに、今までのやり取りでちょっと腑に落ちないなと思ってたことがコレでハッキリしたって言ってた。薄々なんかちゃうなって感じてたんでしょう。笑

そして最後に「でもこっちの親戚やまわりには言わなくていいと思うよ!」とのことでした。

 

親だからわかってくれたけど、やはり一般的に「卵子提供での妊娠、出産」を理解してもらえて、偏見なく迎えてもらうっていうのは、いまの日本ではまだきっと難しいんだろうなと予想できました。

 

だけど子どもが育っていったらいつか言う日が来るのかな?

滝汗滝汗滝汗

アジア人のドナーから卵子提供された場合は、この点は一生黙っていることも可能かもしれないけれど、そーゆうチョイスがなかったわたしには、これはまた別の試練だなーと改めて思いました。

 

しかしとりあえず、母の理解が追いついてよかった!

日本にいる姉や妹も、母の動揺に気づいてサポートしてくれた末の理解だったようだけど、まじでザワついたわ。

 

一件落着で、ついに正真正銘の母の理解とサポートが得られるようになったのでした。

ほんと、人の理解力ってそれぞれ。

 

ちづ

卵子提供で妊娠して25週目に突入しました。

出産までの期間の半分はもう過ぎたみたいです。

 

わたしのお腹は、ドナーさんが身長180cmで体重80キロ超えの大柄な女性だというわりに、今のところさほどジャンボにもなっていないかんじです。身体的な遺伝は、生まれてから発揮されるものなんでしょうか?

 

でも妊娠後期にバーーーーーんってお腹が出てきたっていう妊婦さんもいるみたいだから、まだ油断はできないですけどね?

 

卵子は若くても高齢妊娠!

若い卵子(ドナーさん34歳の時の卵子)でできた受精卵だけど、精子のほうは夫は43歳だし、わたしの母体は45歳だしな。

一般的にはわたしの妊娠は「高齢妊娠」なので、色々気をつけなさいとは言われます。

26週目に採血をして糖尿病のスクリーニングをやって、28週目にはエコーで成長を確認することになっています。

知り合いは、高齢ではなかったけど、32週目あたりで突然「妊娠高血圧症候群」と診断されて焦ったそうで、まだ先になにがあるかわからない。

 

でも正直、「卵子提供でのIVF妊娠」って、精神的にも金銭的にもハンパない挑戦的な妊娠なので、健康に育ってもらわなくては困る!

毎回の定期検査ではいい結果を出してくれるよう胎児にプレッシャーを与えるわけではないけど、ほんまに頼むで~って感じです。

 

笑い泣き

 

この先もし何かあっても?!!の心構え

自分の遺伝子が関係していない事実からか、受精卵自身のコンディションがほんと気になってしまうけど、わたしができることは自分の体調管理だけです。実は不安はいっぱいあるけど、心構えとしては、、、

あとはわたしのせいじゃない!

バイキンくん流れ星 「君、しっかり自分で頑張るんやで~ビックリマーク」と言い聞かせています。

 

こーゆう特殊な感じの妊娠の場合は、考えすぎたり何かあったとき自分を責めすぎたりノイローゼ気味になる妊婦さんも多いと聞くので、わたしくらいちょっと人任せというか胎児任せのユルサがあるほうがいいんじゃないかなと、勝手に自分を肯定しています。

 

最近の様子

20週目あたりから、お腹の中でグニグニと動いている感覚があって、やっと「何かいる!」と実感できるようになりました。

最近は自分史上マックスにデブになったなぁと鏡を見て、諦めかけていた「妊娠」を体験できているんだなとしみじみ。

ほんとあの時に決断してよかった、そして妊娠中期まで無事に乗り越えてこられてラッキーなんだって思っています。

 

そしてこのごろ悩まされていることは

  • 尿モレ(くしゃみしたときにチビる)
  • 夜中の頻尿(トイレに通いすぎ)
  • 胃の圧迫感

25週目の胎児の様子ってどんなのかネットで調べてみると「耳も聞こえています、話しかけてみて!」とあるので、そうかそうかと思っているところです。

この子は100%ガイジン顔で生まれてくるはずだけど、確実に日本語を話せるようになってもらいたいので、いまから日本語で話しかけるようにしようと思いました。

 

ほんまに聞こえているのかな???

 

ちづ

妊娠の報告を夫の両親にした際に、卵子提供と言うことも伝えたんですが、ドナー情報を共有するべきかどうかを悩んでいました。

だってこの情報、ほかの人にカンケーあるか???

 

ドナー情報を受け取っときの過去記事↓

目の前に降ってきたチャンス?ドナーのプロフィール

 

わたしからしたら、この資料は妊娠中のこの胎児の生物学的な親はわたしではないという紛れもない証拠でもある。

吹っ切れてはいるけど?でもなんか人に見せるのもな~って心境でした。真顔

 

妊娠報告の席に一応プリントアウトしたドナー情報も持って行ってたのだけど、義母と義父がひととおりわたしの決断を理解してくれたようだったので、聞いてみたんです。

 

バイキンくん 「ところで卵子を提供してくれたドナーさんの情報があるんだけど、見たい?」

 

義父パグ、即答で「見たい!

 

あ、そーなん、見たいんかい。

 

ドナー情報って、ドナーさんの容姿や学歴、ものの考え方が質問に答える形で書かれていたりするほか、家族についても書かれているんですよね。祖父母の代までの容姿の特徴(髪や肌、目の色など)や健康状態、そして職業、あと人種など。

 

義父ガン見!!!

 

わたしは、このドナーさんに会うという選択もあったけど、あえてしなかったと言った。顔を見てしまったら、実際にこ子供がうまれてきたときに面影とか探してしまいそうで嫌かな~って。それよりもう「何が出てくるかお楽しみ!」という境地にいたいんですと。

 

義父と義母は笑って、「それもそーね!息子は小さいときアジアンっぽい顔だったから、もしかして日本人みたいな赤ちゃんがが出てくるかもしれないしね!」って、まじか。

 

ドナーの顔知らんが、あなたの息子さんの遺伝子が勝つといいですね?!

 

ニヤニヤニヤニヤニヤニヤ

 

ドナー情報の書類は義父から義母へ渡り、そしてまた義父の手へ。

また見てる!熟読!!!

ドナーさんは5人の子どもの母親ということで、健康な女性なんだね!よかったね!って。

 

あなたの子どもとして受け入れる」言うたのに、夫の両親が、ドナー情報にこんなにくいついたのは意外でした。

でもやっぱ自分の孫にどんな人物の遺伝子が混じるのかは興味があったのかな?

 

まぁ考えてみると、万が一、子どもに先天的な病気とか体質に関わるなにかが起こったとき、もしかしてこのドナーさんの家系の病歴などについて知るために連絡をしないといけないかもしれないし、そーゆうとき夫だけでは心配なので、こうしてこの情報をシェアしておいてよかったのかなとも思えました。

 

そのほか、「ドナーさんの祖父母はイギリス人!イギリス系の家系か!」と、義父はそーゆうところに反応していました。

ああ、そっか、つまりわたしが生む予定の孫にはイギリス系の血が混じる?

ん?

ファミリーツリーとかいう祖先をたどっていくやつに、義父はすごく関心があって、前に調べて作ったという家系図を見せてもらったことがあるんだけど、あーゆうのにわたしとか生まれてくる子どもはいったいどー書かれるんだろうか、、、。

注釈で「嫁、日本人。その子ども、卵子提供だから日本人の血はない」???

ふとそんなことを思ったのでした。聞かなかったけど。

 

ここまでオープンにすると、ほんとにスッキリして、重大な決断をしたあとわたしは前向きにすすんでいますビックリマーク

みたいな宣言をしたり。笑

いままで、わかっているのかわかっていないのか、考えているのか考えていないのか、そんな夫としかシェアできてなかったことなんで、気持ちも楽になったのかな!

 

わたしバイキンくん 「この資料の通り、ドナーの女性はなんと身長180センチなんです。なのでいまわたしが不安なことはジャンボなベビーかもしれない?!フツーに生める気がしないことよ!」

パグハリネズミ 「あははは、確かに大きな女性だね!!BUT ゆーうぃるびーおーらい!」

 

和み。

 

夫をチラッと見ると、終始なにも発言していないのに、えらく満足そうに一緒に笑っていました。真顔

 

ちづ

夫の両親は卵子提供での妊娠ということに理解を示してくれて、おめでとうと言ってくれました。

大きな動揺もない風だったので、外国あるあるなのかな~と思ったり。キョロキョロ

 

日本国内では卵子提供は認められていないと聞くので、そら日本人の反応とは違うわね!?

IVFについても、実は親戚のおばさんが挑戦していたそうで、針をお腹にさすことも知っていたし。

 

日本には不妊治療のクリニックがたくさんあるのに対して、ニュージーランドには数えるほどしかなく、わたしのように田舎から都会へ飛行機で行かないと色んな措置も受けられない環境なのにも関わらず、これはどうしたことか、妊娠の多様性が一般化していることに気づいて、ちょっとびっくりしました。

 

ニヤニヤ

 

そう思うと、そんな知識も何もなかったわたしの両親はほんとうによく理解してくれたなって、改めて感謝。

 

IVFに挑戦していたころから金銭的なサポートを申し出てくれていたし、母は「たとえ卵子提供であっても、子どもを産むという経験ができるカラダであるなら挑戦したほうがいい!」「あなたがあなたのお腹で育てた子供ならあなたの子や!」と言ってくれたし。

 

わたしはそんなことも夫の両親に話しました。

 

義母も義父も別の立場になって聞いてくれたかなぁ。

とにかくわたしの親の反応をとても気にしてくれました。

そしてわたしの両親もこの妊娠についてはハッピーだよ!というとすごく喜んでくれました。

 

で、話しながら思ったのは、、、、

「ん?わたしこの決断で夫に背中を押されたことはなかったな?」という別の気づき、、、。

 

笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

つまりわたしって、すごい重大な決断だったけど、完全に自分で決めたんやん!

わお。改めて誰のせいにもできない、自分の責任で生んで育てるんやな!

という決意にも似た気持ちが芽生えた瞬間でした。

 

え、ほんと、夫の役割なんだったんw

 

宇宙人くん 「、、、、、、」

結局ほとんどしゃべらかったな!

 

こうして妊娠報告の儀式は幕を閉じました。

 

ちづ