今日大阪の梅田カワイで阿形ファーマン裕子先生のセミナーを受けました。

初歩の段階から音を出す時に背中から腕を通って指先に伝える正しい弾き方を教える。
腕を庭のホースに例えられて腕をつたって指先から水が出てくるイメージ。

分かりやすい例えです❣️

有鍵打楽器。


鍵盤を押すのではなく、圧力をかける。



ロシアメソッドの教本は4歳から使えますが親御さんの協力が絶対、と仰っておられました。
鍵盤をただ押して音を出すのではないので。
打鍵の技術を体得させる為にお子さんだけでは出来ないとのこと。



私の教室では今6名の生徒さんが『不思議な音の国』の教本も使ってレッスンしています。
今使い始めて半年くらいですが、姿勢や手首や呼吸や腕の重みや指先やイメージしてから音を出すなど、かなり進化してきたように思います。


自分で自分の音をナビしてコントロールできるとピアノの演奏が表情豊かな表現になりピアノが歌い出します。感情や性格がもろに出ます。
後デジタルピアノでは無理だとはっきり仰っておられました。
正しい奏法を学びたい方はアップライトピアノかグランドピアノで練習してください。
デジタルピアノは腕の重みで弾かなくても押せば簡単に音が出ます。生のピアノと音を出す仕組みが違います。
スピーカーから出る音がすぐに減衰するのでフレーズの終わりを手首から上げて脱力する感覚も分かりにくいです。


ピアノを正しく演奏する、ってかなり難しい技術です。


脳トレに最高です🎹
譜読みは複雑な知的活動。


耳、目、脳、手、腕、背中、腰、足
身体を全部使って音を出すのが正しい奏法。


私達の目的は控えめで謙虚。
聞き手に向かって慈愛の心で演奏する。
自分中心の心では聞き手は感動しません。
深いお言葉。


ピアノを何年もやっても上手くならないのは正しい奏法で弾いていないからです。


今日も大阪まで足を運んで良かったです。



10月17〜19日はカワイ横浜、10月23〜25日カワイ梅田で『不思議な音の国』の著書のイリーナ・ゴリン先生の来日セミナーが開催されます。