さてさて、、、最後のブログ執筆からなんとかなりの月日が流れてしまいました。。。

 

今回は証人尋問続編について書こうと思いますが何せかなり前のこと。。ちょっとずつ記憶が失われつつあります。w

 

ということで、今回の証人尋問続編では、実際にはどのように尋問がなされるのかをお伝えしたいと思います。

 

 

私の場合は認知に関する裁判だったためまずは家庭裁判所で証人尋問となります。

証人尋問の時間は既にスケジュールが組まれており、私の場合は13時スタートと記載されていました。ちなみにスケジュールは裁判所の受付で記載されていたり、受付で聞けば教えてくれます。

 

まず私は尋問開始30分前くらいに待合室にて弁護士さんと最後の打ち合わせをしながら待っていました。もちろん相手側も来ているようでしたが、おそらく別の待合室で待機していたようです。尋問前に顔を合わせることがないように弁護士さん同士が会話して別々の場所で待機していたのかもしれません。なので尋問前に相手とはちあせをすることはないのかもしれませんね。

 

尋問開始直前に、裁判が行われる部屋へ移動するのですが、その際に初めて相手と顔を合わせることになります。非常に嫌な気分になりましたが、とりあえず冷静を保つことに集中。

 

ちなみに、裁判が行われる部屋は実にシンプルな作りで、思っていたより狭くさえ感じました。テレビでよく見る、裁判官が遠くの方に座っている感じでは全くなく、こじんまりした部屋で裁判が淡々と行われる感じです。多分家裁だからなんでしょうかね?部屋には2つ入り口があって、常に開放されているので誰でも好きな時に出入りできるようになっています。なので裁判中は知らない人が傍聴席に座って話を聞いたりメモったり、途中で退室したりなど、常に知らない人が数名座っていましたね。

 

さて、証人尋問ですが、まず私が原告側(原告代理人)なので私の尋問から開始されます。

その前に、、、裁判官への宣誓書(嘘をつきませんという誓い)を述べてから開始されます。ちなみに家裁の証人尋問は裁判官1人、書紀1名と私の場合は通訳が1名いました。

 

そして証人尋問の開始です。私の弁護士が事前に作成していた陳述書をもとに色々と質問してくるのでそれに対して準備してきた回答(真実)をつらつら述べます。おおよそ15分から20分で終了したと思います。その後、相手側の弁護士が質問をしてきます。それに対して、極力シンプルに回答するのが良いみたいで、「はい、そうです」「いいえ、違います」で基本的には回答します。私の場合、向こうの弁護士が鋭い質問さえできないような状況(要するに既に物的証拠が揃っているし、疑わしい事実がないため、局所を突くような質問がない)だったので意外にもシンプルな質問だけされて終わってしまいました。。おそらくそれも15分から20分くらいで終わったと思います。その後、もし裁判官が気になることがあって質問してきたらそれに対して答える、ということがあるのですが、私の場合はそれもなくすぐに休憩に入ってしまいました。

 

5分から10分ほど休憩した後、後半戦=相手の証人尋問の開始となります。

証人尋問の流れとしては私と同じで、自分の弁護士が証人に質問をしていくのでそれに対して回答をしていきます。彼の場合は日本語が全く喋れないので(英語は流暢)裁判所が手配した通訳を介して弁護士からの質問の日→英訳、被告の回答に対しての英→日訳がなされます。そのため通常の裁判より時間がかかります。。。

 

彼と弁護士とのやり取りだけで30分はかかったと思います。その後私の弁護士が彼への尋問をするわけですが、、、私の弁護士の鋭い質問にたじろいだ様子で、しかも裏取されている事実に対してはっきりと回答ができないなどして、しまいには裁判官から「質問に対する答えのみお答えください」と注意される始末・・・結局彼の尋問は1時間半はかかっていたと思います。そのため次の裁判が押しているようで、裁判官から質問を巻くよう促されるということに。。。今回の証人尋問では私の弁護士からの「DNA鑑定はしないのですが」という質問に対して、彼から「しない」という回答が欲しかったのですが、私の弁護士からの最後の質問でそれを聞かれると彼は「しない」とはっきりと答えて終了、ということになりました。認知裁判をしている方にとってこれほど決定打となる答えはないので、これで裁判の勝敗は見えた、ということになります!

 

判決が言い渡されるのは約2ヶ月先ほどになるのですが、そのスケジュールもすぐに決まります。判決の言い渡しの日になったら、もちろん弁護士さんが結果を確認して教えてくれると思うのですが、実は裁判所に電話すればすぐに教えてくれるので、私はその日すぐに家裁に電話し判決内容を聞きました。

 

そしらた、、、「原告が被告の子であることを認知する」とのひと言のみ、言い渡されました。私は一瞬「ん?」となりましたが、要するに「認知が認められたってことを言ってるんだよね?」と理解し電話を切りました。もちろん訴訟費用は被告持ちだそうです。

 

とりあえず最大の目標はクリア。一旦はほっとしました。

ただし、、、、

 

相手側か判決内容を不服とした場合、もちろん認知の裁判でも控訴はできます。控訴は判決が言い渡された翌日から14日以内にしなければならないのですが、それまでは私も気が抜けない気持ちで2週間過ごすことになります。。。

 

もちろん、控訴されました。しかも控訴期限最終日に。。。まじむかつく。

 

ということで、家裁での裁判は終了ということになります。

 

認知裁判とはいえ、相手が馬鹿だと行き先はとんでもないところまでいきます。

ただでさえ長い戦いの上、非常にセンシティブな内容を取り扱うことも多いので精神的に非常に疲れます。若干メンタルやられます。

 

それでも子供のためを思うと、挫けてばかりいられません!自分は悪いことをしたわけではないのに責め立てられ続ける辛さ。。辛いですが、子供のためにやり抜かなければいけません!

 

証人尋問の後、夜自宅に帰った時に子供の顔を見て、、、うるうるしましたよ。そして1歳半の子供の笑う顔を見てすごく幸せを感じました。この子のためならやるべきことをやらねば!とさらに強い決心ができたのを覚えています。

 

今認知の裁判で精神すり減っている人がいると思います。でもぜひ最後まで頑張っていただきたい。

子供のために、子供の将来のために、、そして自分自身のためにも頑張ってください。