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『聖☆おにいさん』
中村光 著
講談社
モーニングコミックス
1~3 以下続刊
■あらすじ■
目覚めた人ブッダ、神の子イエス。2人は世紀末を無事に乗り越え、下界である東京・立川にてアパートをシェアしながらバカンスを堪能中。「神」と称される2人が送る人間と変わらない(?)日常。
愛読書は手塚治虫の「ブッダ」、節約・家事・シルクスクリーンが趣味のブッダと全てのドラマを視聴しその日のうちにブログにアップしたり、ネットゲームにはまったりいわゆる秋葉系よりのイエス。
ある時は天界の弟子達を巻き込みながら、またある時は大家の松田さんに怒られながら、東京での生活を満喫する2人を描いたギャグストーリー。
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「聖人男性2枚で…」
こんばんは~。いつもより遅い更新で申し訳ありません…。夏休みは誘惑がいっぱいですね~…恐ろしい。
本日の一冊は「聖☆おにいさん」です。千代丸は落ち込んだ時や元気になりたい時にこの本を引っ張り出してきます。笑いながら読んで気がつくと寝てます。
主人公の2人は誰もが知るお二人なのですが、作中にも二人にまつわる話などがたくさん出てきます。
ブッダを怒らせると「仏の顔も三度まで」が発動し、カウントダウンがはじまります。残りゲージがなくなるとかなり危険なことになるらしい…ちなみに彼、マダール泳法の名手で、「ガンジス川のランブルフィッシュ」なんて二つ名があるそうです。
一方のイエスも、水をぶどう酒に、石をライ麦的なパンに変えることが出来たりするんですが、ちょっとしたきっかけですぐに変えてしまうので大変です。銭湯のお湯を変えてしまったことも…
また女子高生にコンビニで「超ジョニー・デップに似てる」と言われた事が忘れられず秋葉原のコスプレショップでパイレーツ・オブ・カリビアンのコスプレをしてみたり…
マンガを読んでいて「ふふっ」と笑ってしまうことは良くあることですが、大声で笑ったのはかなり久しぶりです。何度読み返しても笑えるのがまたすごい。「最近何かおススメはない?」と聞かれたらコレをおススメしています。おかげさまで聖☆おにいさん人口がじわじわ増えてます。
しっかりもののブッダとうっかりもののイエス。夢はM-1グランプリ優勝。
そんな2人の下界でのバカンス、是非覗いてみてください。
(個人的評価★★★★★)
『ソラニン』
浅野いにお 著
小学館
ヤングサンデーコミックス
全2巻
■あらすじ■
付き合って6年、同棲して1年。大学時代に出会った井上芽衣子と種田成男。音楽という夢を追っていた、只ひたすらに楽しかった学生時代は終焉を向かえ、みんなそれぞれ社会の荒波にもまれていく。波にうまく乗れなかろうが、溺れようが、時間だけは刻々と流れ続ける。いつまでも夢を追っている場合じゃないと冷静な自分。必死で頑張れば叶う。諦めんな!と熱くなる自分。…今、何故ココにいるんだろうと不安になる、自分。毎日毎日違うものに姿を変え、時には笑い、時には喧嘩しながら、先の見えない道を歩む2人。
ところが、ある日突然その関係が破綻してしまったとしたら…。
種田がいなくなった。残された芽衣子は、何を思う――――。
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「僕は君が好きなんだ。」
こんばんは、千代丸です。夏なのに天気が悪くて部屋でマンガばっか読んでます。天気が悪くなくても読むわけですが。田舎は本の発売日が1日遅いのでもどかしいです。全ての発売日をチェックしてる割りに毎日のように本屋へ出向いてます。
本日の一冊は浅野いにおさんの「ソラニン」です。今の時代をリアルに描いた作品だと思います。
芽衣子と種田、そして2人の学生時代の友人を中心にストーリーは淡々と進んでいきます。読んでいて人物に入り込むというよりは彼女達を傍観する、といった感覚です。特別なことは何も無く、もしかしたら自分も同じように思っていたかもしれない、と自分の気持ちがリンクするところもしばしば。
同棲している2人の関係と、芽衣子と種田、一人一人の恋愛とは別のところにある悩みや不安。色んなものがかみ合ったりかみ合わなかったりするけど、特に何の変化も無い毎日。
それが突然、一変します。
種田がいない、それだけで何かが少しずつ違う。残された芽衣子の日常は、切なく胸に響きます。
そんな毎日も、何度も繰り返すことで「当たり前の日常」になっていき…
少しずつ大人になっていく芽衣子たち。
なんでもない事なのに、確実に胸に届く何か。何度読んでも読み終わった後の気持ちをうまく言葉に出来ません。きっと私自身が彼らと同年代だからそう感じるのかもしれません。ただ、読み終わった後に恋人に読ませたいな、なんて思いました。
静かな部屋で読んでも良し、BGMを用意しても良し。たっぷり時間を作って、一気に読んでみてください。
(個人的評価☆★★★★)

