<辞世の歌>大津皇子
♪ももづたふ 磐余の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ
(磐余の池に 鳴いている鴨を 今日限りとして 私は死んでいくのか)
◆磐余の池は、桜井市付近。現存しない。
大津皇子の屍は、二上山の頂に葬られた。24才。
大伯皇女は、天武天皇崩御後、都に帰った。26才。
♪うつそみの 人なる我や 明日よりは 二上山を 弟(いろせ)と我が見む
(この世に生きている人間である私は 明日からは 二つ並ぶ二上山を 姉と弟として眺めましょう)
◆雄岳・雌岳からなる二上山には、大津皇子の墳墓と伝わる墓がある。
しかし、近年雄岳山麓で発見された一辺約7mの方形墓・鳥谷口古墳が、大津皇子の墓ではないかといわれるようになった。
大伯皇女・大津皇子の姉弟は、百済救援のため九州に赴く旅の途中生まれた。
父は、天武天皇。母は、大田皇女。(天武の皇后予定だったが、亡くなったので鵜野が皇后になった。)
大伯皇女は、斉明 7年(661)、大伯海(おおくにのうみ・岡山県邑久郡)で生まれた。
大津皇子は、天智 2年(663)、那の大津(博多)で生まれた。
続いて、鵜野も、草壁皇子を生んだ。
<天智天皇の4人娘、天武天皇に嫁入り>
1、大田皇女(姉)--蘇我石川麻呂の娘・遠智娘の子。
早死して、鵜野が正妻となる。大伯皇女(おおく)・大津皇子を生む。
2、鵜野皇女(妹)--蘇我石川麻呂の娘・遠智娘の子。草壁皇子を生む。
3、大江皇女ーーーーー長皇子・弓削皇子を生む。
4、新田部皇女ーーーー舎人皇子(舎人親王)を生む。
<天智天皇の後宮>
1、倭姫王ーー古人大兄皇子の娘(皇后)。子無し。
2、遠智娘ーー蘇我山田石川麻呂の娘ー→大田皇女(天武妃)・鵜野讃良皇女(天武后)・建皇子
3、姪娘ーーー遠智娘の妹ーーーーーー→御名部皇女・阿閉皇女(草壁妃、のちの元明)
4、橘娘ーーー阿倍内麻呂の娘ーーーー→飛鳥皇女・新田部皇女(天武妃)
5、常陸娘ーー蘇我赤兄の娘ーーーーー→山辺皇女(大津妃)
6、色夫古娘(しこぶこのいらつめ)ーー忍海小竜の娘ーー→大江皇女(天武妃)・川島皇子・泉皇女
7、黒媛娘ーー栗隅首徳万(くるくまのとこまろ)----→水主(もひとり)皇女
8、越の道君伊羅者売ーー釆女ーーーー→志貴皇子
9、宅子娘(やかこ)--伊賀釆女ーー→大友皇子
<天武天皇の後宮>
1、うの讃良皇女ーー天智の娘ーーー→草壁皇子
2、大田皇女ーーーー天智の娘ーーー→大津皇子・大伯皇女
3、大江皇女ーーーー天智の娘
4、新田部皇女ーーー天智の娘ーーー→舎人親王
5、氷上娘ーーーーー鎌足の娘
6、五百重娘ーーーー鎌足の娘
7、太蕤娘ーーーーー蘇我赤兄の娘
8、尼子姫ーーーーー胸形君徳善の娘→高市皇子
9、殻媛姫ーーーーー宍人臣大麻呂ー→忍壁皇子
♪ももづたふ 磐余の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ
(磐余の池に 鳴いている鴨を 今日限りとして 私は死んでいくのか)
◆磐余の池は、桜井市付近。現存しない。
大津皇子の屍は、二上山の頂に葬られた。24才。
大伯皇女は、天武天皇崩御後、都に帰った。26才。
♪うつそみの 人なる我や 明日よりは 二上山を 弟(いろせ)と我が見む
(この世に生きている人間である私は 明日からは 二つ並ぶ二上山を 姉と弟として眺めましょう)
◆雄岳・雌岳からなる二上山には、大津皇子の墳墓と伝わる墓がある。
しかし、近年雄岳山麓で発見された一辺約7mの方形墓・鳥谷口古墳が、大津皇子の墓ではないかといわれるようになった。
大伯皇女・大津皇子の姉弟は、百済救援のため九州に赴く旅の途中生まれた。
父は、天武天皇。母は、大田皇女。(天武の皇后予定だったが、亡くなったので鵜野が皇后になった。)
大伯皇女は、斉明 7年(661)、大伯海(おおくにのうみ・岡山県邑久郡)で生まれた。
大津皇子は、天智 2年(663)、那の大津(博多)で生まれた。
続いて、鵜野も、草壁皇子を生んだ。
<天智天皇の4人娘、天武天皇に嫁入り>
1、大田皇女(姉)--蘇我石川麻呂の娘・遠智娘の子。
早死して、鵜野が正妻となる。大伯皇女(おおく)・大津皇子を生む。
2、鵜野皇女(妹)--蘇我石川麻呂の娘・遠智娘の子。草壁皇子を生む。
3、大江皇女ーーーーー長皇子・弓削皇子を生む。
4、新田部皇女ーーーー舎人皇子(舎人親王)を生む。
<天智天皇の後宮>
1、倭姫王ーー古人大兄皇子の娘(皇后)。子無し。
2、遠智娘ーー蘇我山田石川麻呂の娘ー→大田皇女(天武妃)・鵜野讃良皇女(天武后)・建皇子
3、姪娘ーーー遠智娘の妹ーーーーーー→御名部皇女・阿閉皇女(草壁妃、のちの元明)
4、橘娘ーーー阿倍内麻呂の娘ーーーー→飛鳥皇女・新田部皇女(天武妃)
5、常陸娘ーー蘇我赤兄の娘ーーーーー→山辺皇女(大津妃)
6、色夫古娘(しこぶこのいらつめ)ーー忍海小竜の娘ーー→大江皇女(天武妃)・川島皇子・泉皇女
7、黒媛娘ーー栗隅首徳万(くるくまのとこまろ)----→水主(もひとり)皇女
8、越の道君伊羅者売ーー釆女ーーーー→志貴皇子
9、宅子娘(やかこ)--伊賀釆女ーー→大友皇子
<天武天皇の後宮>
1、うの讃良皇女ーー天智の娘ーーー→草壁皇子
2、大田皇女ーーーー天智の娘ーーー→大津皇子・大伯皇女
3、大江皇女ーーーー天智の娘
4、新田部皇女ーーー天智の娘ーーー→舎人親王
5、氷上娘ーーーーー鎌足の娘
6、五百重娘ーーーー鎌足の娘
7、太蕤娘ーーーーー蘇我赤兄の娘
8、尼子姫ーーーーー胸形君徳善の娘→高市皇子
9、殻媛姫ーーーーー宍人臣大麻呂ー→忍壁皇子