6月27日

初診を終えて帰宅。

あと10年、子育ての使命を全うするまで、何が何でも生きたい！あまりセンチメンタルに浸っていられないわ、と思いました。

到着駅の売店で美味しそうなお弁当と旬の桃を家族の人数分買いました。今日くらいは、早めに食べて早めに休みたいわ。

病院でもらった小冊子を卓上に出して、旦那に「すごくない？こんなことが書いてあるんですよ。いつ、どのように子どもに話すか、これをしっかり勉強してから切り出したい。」と呟きました。

勉強と言っても、ざっとこれぐらいしか読んでいなかったです。

（リンクを貼っておきます）

思春期の子どもにとって、親ががんの患者であるということ PDFで読めます

検査結果を聞きに行くのは7月4日、入院は7月9日を予定しています。

夕方、ご飯の前に、帰ってきた子どもに「来月、ママは一回入院してきます。多分2泊3日ですが、朝は自分で起きられるようにしようね。」と言ったら、「病気？なんの？もしかして、がん？」と子どもがいきなり質問してきました。

ウソを言えないので、「はい」と白状し、誰のせいでもない、子宮系のがんで、人には移らないと付け加えました。

もう少し遠回しの話し方を想像していましたが、あっという間の展開に驚いたと同時に、心の重荷を降ろして安堵を得られた気もしました。

子どもが病院でもらった小冊子に目を通して、意外と冷静に「一緒になんとかしよう」という顔つきで対応してくれました。

食後、「次回いつ髪の毛をカットしてあげられるかわからないので、今日は余裕があるからカットしましょうか？」と誘ってみました。快諾してくれました。子どもは私と同じく硬い髪質で、そのクセと対策には心得があります。中途半端な長さだと頭が大きく見えるので、3週間おきにカットすることにしています。

栗🌰の形のように、頭皮に沿って美しいカーブを描きながら、一番上が少し長めで、軽く隙間を入れながら少し尖らせる形に、細心の注意を払って時間をかけて丁寧にカットします。終わったところ、我ながら、我が子はとてもハンサムでエレガントな少年だと思いました。

波瀾万丈な初診の日は、そんな一日でした。寝る前、孤独も恐怖も、どこかの風に流され、さあ、落ち着いて、次の日に向かいましょう。

子どもに白状しました