2024/6/27

国際空港のような大学病院。

初めての場所、初めての経験。

50代になっても、初めてのことが多い。

診療の順番を待っているとき、まるで戦が始まる前の戦場の静けさのようだ。

いざ始まれば、鮮烈な結果が繰り広げられるだろう。

近くの棚に、こんな小冊子が置いてありました。

『誰も分かってくれない！

思春期の子どもにとって、親ががんの患者であるということ』

私たち親は子どもたちに、健やかで、前向きな大人になってほしいと願うものです。

今回、あなたやあなたのご家族ががんであると診断されたことは、子どもが困難に立ち向かい、不安をコントロールし、逆境も人生の糧として、生きて行く方法を身につける絶好の機会なのです。

子どもにこのような機会を与える体験として、がんはふさわしくないとお考えかもしれませんが、あなたががんであるという事実は、たしかなのです。

この機会を活かして、彼らが自分自身できちんと問題に立ち向かえること、そして、親ががんである体験をしたからこそ、人生をより良く生きることができると信じ、思春期の子どもをサポートしてあげてください。

思春期の子どもにとって、親ががんの患者であるということ PDFで読めます

『わたしだって知りたい！

〜親が“がん”になったとき　子どもに何を伝え、どう支えるか？〜』

『がんになったとき、親に伝える？伝えない？どう伝える？』

『がん患者さんのお子さんに関する支援のご案内』

子どもに伝える？ーー大学病院で出会った小冊子