久しぶりの読書日記です
決して本を読まなくなっているわけではなくて、だいたい2-3日に1冊のペースで読んではいる(再読含め)んだけど、文章に残そうって思うほどのインパクトのものに出会ってなかったんだけどね。
今回は、来るべき新婚生活に向けて目下掃除魔・・・・にならないといけない自分のために、自分を鼓舞するために読んだ本です
『シンプルに生きる―変哲のないものに喜びをみつけ味わう』 ドミニック・ローホー
因みに買ったのではなくて、母の本棚にあった。うちの母はこういう「断捨理」的自己啓発本が大好きだけど、家の掃除は大の苦手、という愛すべき人物ですw
ママ、分かるよ。こういうの読むと出来た気になるよねwww
私はそうなることが分かってて、普段そんなに自己啓発本は読まないんだけど、この本はまずタイトルを体現したような表紙のシンプルさと美しさにひかれて手に取りました。
作者のドミニック・ローホーさんは、フランス人でありながらアメリカでであった禅寺の庭園に心惹かれて、日本に住み早30年という方。
日本人の私だって、言葉くらいは知ってても、「・・・禅?」ってカンジなので、正直本文の中のそういった件の部分はピンとこないし、「日本文化好きの外人さんのジャポニズム至上主義」みたいな偏見で読んでしまいました。
でもその部分を差し引いても、この本は一読の価値アリだと思います。
まず表紙だけではなく、内容も非常にシンプル、かつ読みやすい。
そして、物質的な断捨理(要はお掃除)についてと、人間関係のシンプル化、両方を説いているのがイイ!
・・・というのも、ワタクシ、今、会社の環境及び人間関係にすごーーーーく疲れておりまして。。。
「もうやっかいなコトはウンザリなんだよーーーーー。・゜・(/Д`)・゜・」
という気持ちなんです(´;ω;`)
でもさ、社会人である限り、会社でお金もらっている限り、やっぱりそういうのって耐えて、良い方向にいくように努力しないといけないのかなーって、胃が痛くなりながら思っていたのですよ←体が拒否してるw
でも作者の「自分の知ることで、自分にとって不要なものを捨てて、質の高い、必要なものに囲まれて過ごす」という主張を読むと、やっぱり自分が望まないこと(好きでもない人と仲良くするとか、会社に必要以上に心を砕くとか)をしても、メリットがないなーと思えるようになりました。
そりゃあ、一時的に人間関係が円滑になって得することもあるかもしれないけど、私の嫌いなタイプ(攻撃的な人、他人が傷つかないかを考えた上での言動が出来ない人)は、また同じことを繰り返すからね。
そうしたら、私はいつでも、何度でも、その人のために、我慢しないといけないの?
その度にストレスを溜めて、美味しいものも美味しく食べれなくなり、彼とデートしても心はどこか晴れなくて、せっかくの新居についてもおざなりになり、ジムに行って綺麗になろう!という気力もなくなる。
その結果、本当に大切な人との時間はエンジョイ出来ず、ブスになり、部屋だって汚くなる。
って、ほらー、メリットとデメリット比較したら、どっちの方が幸せか明確だよね!
そんな前向きな気持ちになりました。
だから私は必要以上に会社の人間関係に首つっこまないようにするし、気にしないように努力する。
・・・・・まあ、そんなんだから、朝っぱらから忙しいフリして、こうしてブログ書いてるんだけどねw←キーボードをカタカタ言わせて、「私、やることあるから話しかけないでね!」戦術wついでにブログを集中して書くことで、渦中の人物の一挙一動にビクビクしないようにするというメリットもあります(爆)
閑話休題。
本の話に戻ります。
そしてこの本の良いところは、捨てることにストイックすぎないところ。
誰だって「持っていると安心するもの」ってあることをちゃんと認めてるんですね。
「本来ハンドバックには、口紅一本と身分証明書、そしてお札一枚があればいい」
女性の作者が女性に向けて書いた本らしくていいじゃないですか!「口紅」は必要よね
極端にストイックなことを書かれても、絶対そんなこと実践できないけど(てか、そんなこと実践するなら、まずこんな余計な本買うこと自体矛盾してるしwww)、先にも書いたように、「自分を知り、自分にとって本当に必要なものを見極める」ことが大事なんだと思えば、一概にアレがダメ、コレはイラナイっていうことにはならなさそうだもんね。
この本を読んで週末、衣類の大掃除をしたけど、かなりスッキリすることが出来ました
新居では出来るだけ物の少ない生活をしたいから、引っ越すまでに、もう少し衣類の整理(夏物の着古したものが出てくるだろうから)と、本の整理(最難関)と、細々した物の整理(もはや何を所有しているのか自分でも把握できていない。一番危険)を頑張りたいと思います。
でも新居にこの本は持っていこーっと
どうしたって緊張感のなくなった家になった時はこの本を読み返して、綺麗なお家を持続させられるようにするのだ~