というわけで!

人生初めての富士山にチャレンジした夏でした☆

富士山には4つのルートがあるのですが、今回は吉田口(河口湖口)ルート。

東京からは新宿から高速バスも出ていて、一番行き易い。初心者向けのコースです。


【吉田口ルート 基本情報】

登り:約 6時間
下り:約 3時間
スタート地点標高:2304m
歩行距離:15.1km (登り:7.5km 下り:7.6km)


今回はツアーなのに参加せず、同行者と私、2名での登山です。同行者は昨年も同様の吉田口ルートを制覇したので、今回は2回目の富士山登山なので、何かと頼れて安心♪

さて、それではタイムスケジュールごとに、レポしていきたいと思います☆☆☆



【8月28日(日)】


※9:40  

 新宿西口から京王ハイウェイバスで出発


※14:30  

 夏休み最後の日曜日のせいか、高速道路で予想外の渋滞に巻き込まれ、大幅に遅れて富士山五合目に到着。


※15:30

 5合目とはいえ、標高2,305メートル。しっかり準備運動をして、体を標高にあわせます。トイレにも行って、いざ、予定より2時間遅れてのスタート。


三十路女のリアルガールズトーク
五合目の風景。観光バスが止まり、登山する人だけでなく、観光客で大賑わい。

写真では晴れているけれど、バスでここまで登ってくる間は雨・霧がひどくて、登れるかドキドキしました。

因みにバスの中から野生のバンビも見たよ♪


5合目から6合目までは、トレッキング感覚。

今回の富士山登山のために、高尾山・御岳山でウォーミングアップをしていたんだけど、そことそれほど変わらないかな。



三十路女のリアルガールズトーク
6合目すぎると、だんだんこれまで知っている山々とは様子が変わってきます。。。



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7合目すぎ。

「!!!!!!登山っていうより、ロッククライミングっっっ!!!」

・・・とちょっとびびるワタクシ(笑)

でも慣れてしまえば、普通に歩くより楽しいくらい。安全なルートはチェーンで区切って道を作ってくれているので、その中で登りやすい岩をつかんで登ります。


※19:30

 山小屋到着!

4時間半かけて、本日の宿泊地、山小屋 元祖室(がんそむろ)さんに到着~!

こちら、海抜3,250メートル!


三十路女のリアルガールズトーク
(画像、お借りしました)


山小屋って、どうなってるの?と、興味津々だったワタクシ。

元祖室さんのHPより画像をお借りしてご説明すると。。。



三十路女のリアルガールズトーク
2段ベッドがズラーっと並んだ部屋。

山小屋は入口入ってすぐの広間(夕飯はここに机を出し食べます。食事時間が終わったら、机を片付けて、登山準備する方たちの準備の間になります)と、この2段ベット部屋しかありません。


三十路女のリアルガールズトーク
こーんなカンジに寝ます(笑)

お布団は2人につき1枚。小さなマクラは1人1つありますが、汚れないように、ビニールに包まれています。

見知らぬ人と並んで寝る状態ですが、男性と女性が隣同士にならないように、きちんと山小屋の方が順番を考えてスペースを指定してくれます。


※20:00

 夕食。

指定された2段ベッドに荷物を置いて、夕飯タイム♪

沢山の宿泊客の方がいるので、食事は30分、交代制です。


三十路女のリアルガールズトーク
メニューは山小屋の定番のカレーヽ(´ー`)ノ

事前に仕入れた情報では、8合目まで登ってくるのに体力を消耗して食べられない・・・、なんていう方も多いようなんですが、私も同行者もペロリ(笑)

シンプルなカレーなんですが妙に美味しく感じるのは富士山マジックでしょうか?


※20:30

 寝る支度~就寝。

ご飯を食べえたら、さっさと支度をして寝るべし。

寝るといっても、今回は御来光を山頂で見るのが目的だったので、真夜中に起きて、山小屋を出発するためあくまで仮眠程度。


三十路女のリアルガールズトーク
当たり前だけど、山小屋の外は最低限の明かりしかありません。

外にあるトイレ(有料200円。富士山はどこも有料トイレです。水が少ないし、維持費も必要だしね。因みに山頂は300円です)で汗をかいたウェアを着替えて、歯磨きして9:00すぎには就寝。


・・・といっても、登山で高ぶったテンションと、登山ウェアで布団に入るという異様な体験と、見知らぬ人々との相部屋状態で、なかなか眠れません。

それでも中にはイビキをかいて寝ている人もいて・・・(笑)

私はそれでもウツウツと寝れたので、かなり体力が復活しました!

意外に(?)繊細な同行者はほとんど一睡も出来なかったそう。。。寝れないのはかまいませんが、会社の面白ろ話を小声でしてきて安眠妨害してくるの、やめてください・・・(笑)



【8月29日(月)】


※1:30 

 起床。


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スタート前に腹ごしらえのビスコ。標高が高いので、真空パックの袋はこんなカンジにパンパンになります!



※2:15

 頂上に向けて登山スタート!

たった7時間弱の滞在だったけど、山小屋体験、楽しかったなぁ~♪


元祖室は8合目の中腹にあります。予備知識では知っていたけど、この8合目は本当に長い。もうすぐ9合目かしら?と思うと、8合目5尺だったり・・・(笑)


しかもみんな考えることは一緒なので、御来光前の登山は超渋滞です。山頂まで行列が出来て、牛歩!とも呼べないくらいののろのろ登山&ロッククライミング。


でも、空を見上げると満天の星空!!!

写真に撮れなかったのが残念ですが、息の呑むほどの星空になんだか泣けてくるほど。雲の上にいるのでお天気さえよければさえぎるものがないんですね。しかも空気も綺麗だし!

東の空に冬の星座、頭上には秋の星座、西の空には夏の星座。そしてその空をゆったりと流れてゆく天の川。探すまでも無く目に入ってくる流星。


この星空を見ただけでも、富士山登山をした甲斐があった・・・、と思いました。

人間って、ちっぽけな存在だな~・・・。



※4:30

 9合目をすぎて、ラストスパート!!!


・・・と行きたいところですが、なにせ山頂までの渋滞はまだまだ続きます。

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足元からふと目を上げると、東の空が序々に明るくなっていきます。

あせるーーーー!早く登って~~~~!!!!!


三十路女のリアルガールズトーク
日の出真近になると、マナーを守りつつも、みんな追い越しをかけてきます。私も周囲の方に負けずに登って登って登って・・・。



※5:00

 山頂、登頂ヽ(´ー`)ノヽ(´ー`)ノヽ(´ー`)ノヽ(´ー`)ノヽ(´ー`)ノ!!!!!

5合目から予定時間6時間のところ、6時間半かかって登りました。体力的な問題ではなく、渋滞に巻き込まれたから、この時間、というカンジ。

いずれにしても、無事、ここまでこれて良かった!!!!!



三十路女のリアルガールズトーク

(画像、お借りました)

感動に浸る間もなく、日の出を見れるポジションを探します。日の出時間は5:08とのこと。急げーーー!!!


※5:08

 ここからは日の出を連写したものをお楽しみ下さい☆
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「太陽ってあたたかい・・・・・」

同行者が隣でつぶやく。

気温5℃くらい。キリッと澄んだ空気に日の光があたたかにしみて・・・。



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太陽が出た瞬間、どこかで拍手が起こった。

感動と、興奮と、しかしそれを上回る神聖さ。みんな、そんな不思議な感情につつまれている。



※5:30

 完全に日の出を満喫した後は、火口見学。


三十路女のリアルガールズトーク
大きすぎて写真では伝わらないかもですが。。。

巨大なすり鉢の淵から、ふかーいふかーい底をのぞくような感覚です。もちろん底なんて見えません。落ちたら一巻の終わりだ。。。。


※6:00 

 朝食。

朝食は、山小屋で作ってもらったお弁当(山小屋は素泊まり、一泊夕食付、一泊夕食お弁当付が選べます)。


三十路女のリアルガールズトーク

(画像お借りしました)

三十路女のリアルガールズトーク

(画像お借りしました)

白いご飯の上にシャケと、カリカリ梅2粒。それに、レトルトの牛しぐれとふりかけで頂きます。

うーん、お世辞にも美味しいお弁当ではないのに(ご飯も冷えてるし、お肉もレトルトだもんね)、どうしてこんなにモリモリ食べれるのかしら・・・?


さらに山小屋で、御来光うどんを食す!
三十路女のリアルガールズトーク
御来光うどんという名の月見(笑)

これまた味は濃いし、うどんもコシがないし、、、というお味なのですが、やっぱり美味しく感じる!

何よりあたたかい食事って、ありがたいです。

朝食の後は、睡眠不足のため、ついウトウトとして、「ここは食べるところですよ!」と、山小屋の人に怒られたり(苦笑)

睡魔に打ち勝つためお土産探し。

ステンドグラス風の富士山ストラップを購入しました♪なんでも山頂にしか売っていないそう(ホントかな?)


三十路女のリアルガールズトーク

富士山本宮浅間大社の奥院のお守り授与所で、御来光マークの開運お守りを購入。

さらに、おみくじをひいたら、大吉!!!!!

厄年の今年は引くおみくじ引くおみくじ、ことごとく小吉(トータル3回ひいた、爆)だったのですが、4回目の正直。

うん、私はこのおみくじを信じることにするよ(笑)



※7:30

 下山。


この雲海!!!降りるのがもったいなーーーーーい(><)!!!

雲の上・・・。飛行機からの景色のよう・・・・。自然の美しさにまたもや言葉もなく・・・。

三十路女のリアルガールズトーク



しかーーーーーし!!!!!!

この下山が大変でした。


長くなりましたので、ここで一旦区切ります☆☆☆

お読みくださった皆様、ありがとうございました♪