おすすめ哲学史本
西洋哲学史Ⅰの参考書として、意外と良かったのがヘーゲルの「哲学史講義」(河出文庫)である。ヘーゲルといえば難解というイメージがあるが、これは講義文なので口語体であり、知られざるエピソードもはさんであってわかりやすい。なにより、わかってもらおうというサービス精神も感じられる。右も左もわからないような学生達にできるだけわかりやすく伝えようと努めるのは、古今東西変わらないのだろう。(それがヘーゲル大先生であっても!)特に面白かったのが、イオニア系哲学者についてはさらっとやる、だいたい6時限ほどしかかけない、と言っていること。さらっとといいつつ、イオニア学派だけで6時限とは。現在で考えるとかなりしっかりやる方だ。とにかく、以前読んだロールズの「哲学史講義」もとてもわかりやすかったので、著名な哲学者による哲学史講義というのは意外とオススメです。(ロールズの本はどちらかというと西洋哲学史Ⅱのほうの内容向きかな)