KGのトレード
で高いハードルとなったのが、特約条項の存在。
ESPNの記事
を要約すると、こういうことだったようです。
(1)トレードされる際にはボーナスが別途発生する
↓
(2)トレード成立を容易にするため、KGが自分の意思だけでボーナス減額をすることは事実上できない
具体的には、ボストンがKGの年俸27億+トレードボーナス8億3000万を負担する必要があり、かつ、ミネソタへ放出する選手の年俸合計が=KGの年俸になる必要がある。
こっからが若干ややこしくなるのですが、ミネソタへ行く選手の年俸合計が上記の規定にたらないため、KGはその不足金額分(6億2000万)を放棄するしかない。
な の で、
KGとボストンは、移籍後に大型の契約延長を締結することで、KGの不足分を結局補填する・・・
というのが、基本スキームだそうです。
さ ら に
KGの現契約が旧労使協定下のものであるため、現協定下ではもう少し軽くなるはずの、ボストンの金銭負担が軽減できない・・・というオチもあります。
↓
(3)7月1日までに成立していれば、トレードボーナスは、サラリーキャップに対して昨季と今季に分割計上できていたもののが、これを過ぎたため、ルール上すべて今季分となる
=> キャップオーバー分の追徴金がよりかかる
=> サンズはこれを嫌ったため(ミネソタが最後まで粘ったため?)、成立しなかった
と、まあ わかったような わからないような状態ですが、
ビジネスの部分での制約が多くあったということです。(乱暴だなぁ)