新しい年を迎えました。
気持ちを新たにして、この一年を大切に過ごして行こうと思います。
さて毎年『目標』を掲げているのですが、途中で忘れて脱線してしまいます(汗)
今年は具体的に『どうしたい』から『どうしていく』のかを此処に記しておこうと思います。
今年の抱負は『作れる料理を増やしたい』ので『新しい料理を覚える』です。
私は好きな食べ物を続けて食べたり、同じ味付けのものを繰り返し作ることが多いので、違う料理にも挑戦していきたいと思います。
「新しいことに挑戦する千歳ちゃんのために、僕も一役買おうかな」
「へっ?」
振り向くと沖田さんがニコニコと笑って立っていた。
「新しい料理を知るには先ずは新しい味を知らないとね」
手には黒い液体らしきものを持っている。
「なっなんですか?それ?」
「何って?お正月だから特別食に決まってるじゃない」
黒い液体らしきものを匙でひとすくいし、椀の中に垂らすと、部屋の中に異臭が漂った。
「うっ…臭い」
「失礼だなぁ。千歳ちゃんのために一生懸命に作ったのに」
(嘘だ!めちゃくちゃ嫌がらせじゃない)
「さぁ!食べてみて。栄養満点だから」
沖田さんは再度黒いものを匙ですくい上げ、私の口元へと近づけてきた。
「ごっごめんなさい!無理です!」
私は慌てて部屋を飛び出した。
あの黒いものの正体や、あの後どうしたかなんて考えたくない。
(寝る前に部屋の換気しなきゃ)
私の頭の中はそれでいっぱいになっていた。