千歳日記 -47ページ目

千歳日記

この先にある未来を…

たとえどんな未来でも私は見届けてみせる

最後まで…必ず

緊急事態宣言が解けた後も流行り病が収まったわけではなく、不要不急な外出は自粛する、そんな生活が続いています。 

そんな中で私が始めたのが簡単な料理です。

塩もみキャベツにシーチキン、ネギのアヒージョ、ドライゴールデンベリーのジャム、だし巻きたまご…

だし巻きたまごは四角いフライパンが無い上に見た目が非常に悪いのでお見せ出来ません(苦笑)

他に良く作ったものと言えばしめじのピクルスです。


これは栄養と見た目を考えて、パプリカを入れたバージョンです。

油の引いていないフライパンにしめじを入れ、弱火で焼いて、お好きなスパイスと一緒にかんたん酢に漬けるだけ。

パプリカは電子レンジで二分ほど加熱しましたが、私はもう少しクッタリした食感が良かったなーと思いました。





先日薫とラインで会話していた時のこと。

「ねぇ、お前に教わったしめじのピクルスって苦くない?しかも不味いし、お腹の調子悪くなるし」

「えっ?薫、しめじに火入れた?」

「火入れたってどういうこと?」

「加熱したかってこと」

「はぁ?加熱すんの?そのまま漬けるんじゃないの?」

衝撃が走りました。

私は『酢に漬けるだけ』と薫に伝えましたが、きのこ類は加熱して食べること前提での話でした。

まさか生のまま漬けるなんて、想像もしませんでした。

慌てて生のきのこを食べたらどうなるかを調べました。

きのこ類を生のままで食べると中毒を起こす場合があります。

大量に食べると食中毒になるものがあります。

薫の体の具合を確かめると、食べた後にお腹がゆるくなったとのこと。

それ以外は特に無いよ

きのこは加熱しなきゃ危ないんだって

と会話をしていたところ、既読がついたまま薫からの返事が途絶えました。

背中に嫌な汗が流れました。

もしかして薫はスマホを開いたまま、中毒症状を起こし倒れているのではないかと。

私と薫は緊急性のある用事以外はお互い電話はしません。

でも緊急事態と思い、慌てて電話をしました。

「もしもし、千歳、何?」

「薫!無事?大丈夫?」

「大丈夫だけど?ピクルスは棄てたよ。不味いし、苦いし」

ホッとひと安心。

久しぶりに会話したこともあり、私達には珍しく長電話をしました。

離れていてもやっぱり繋がっている。

そんな事を教えてくれた、しめじのハプニングでした。