ジェームズ・アイヴォリー監督が、脚色した
「君の名前で、僕を呼んで」を 観に行った。

最初 誰が監督だとか、脚本だとか知らずに
雑誌の1ページの広告で、観たい!
と思った。
舞台となる北イタリアの避暑地、
ストーリーのあらすじを見てそう思い、
監督や脚本を見ると ジェームズ・アイヴォリーの名前が…。
やっぱりだ。
このジェームズ・アイヴォリー監督の映画が大好きで、
「眺めのいい部屋」
「モーリス」
「ハワーズエンド」
「日の名残り」
は、特に 好きだ。

ヨーロッパ  特に イギリスやイタリアの美しい風景や街並みを撮る技術は素晴らしく、
さらに、ストーリーはもちろん
人物の表情や風景に  侘び寂びを感じる。
そう、ほんと 侘び寂び。
派手な行動や言葉ではなく、
視線や季節の移り変わりを上手く利用して
叙情的に  人物の感情を表している。
観ている観客それぞれの 感じ方も  様々だろう。

(特に、モーリスの最後のシーン。
クライヴ(ヒューグラント)が、庭を見ながら 扉を閉めるシーン。ちょっと、どう思うー?
なんて話し合いたい。んー、これは 別の機会に)

こんなに、ヨーロッパを美しく撮る映画監督はいないだろと、勝手に イギリス人かと思ってたら、
アメリカ人だった🇺🇸。びっくり。

「君の名前で、僕を呼んで」は、所謂 BL映画だが、北イタリアの避暑地を舞台に とても品のある映画だった。
子を持つ親として、最後 主人公の息子に 大学教授の父親が語る台詞…  あんな事 言えるかなあ
とか感じながら 聞き入った。

削除したい記憶や気持ちを消し去るな。
感じなさい。
嬉しかった事や楽しかった記憶もあるはずだよ。きちんと感じなさい。

みたいな内容だったかな。

同じBL映画の「モーリス」の方が、よりクラッシックで心に響いたけど、
BL映画は、プラトニックに限るなあ。

※モーリスは、4Kになって 再上映されるみたいです。もうやってるみたい。ググってください。

映画監督で言うと
ジェームズ・アイヴォリー
アン・リー
ニキータ・ミハルコフ
ジュゼッペ・トルナトーレ
ウォン・カーウァイ
が好き。

またの機会に、映画の話は…

最後に、この4月に家族揃って 東京へ引越しできました。
夫の転勤と私の転勤が ほぼ同時期に。
これから、今まで以上に 行動し 様々なことを感じようと。

人生一度っきり。与えられたチャンスに感謝して…

To the next step!!