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対ニュージーランド戦。早い時間に先制するも、直ぐに一点返され、まるでそれが日本戦でのセオリーかのようなロングボールによるパワープレーを徹底する戦術に手を焼くなでしこ。

暑さのせいや、まとわり付く芝に上手くボールコントロールできないのかパスワークが乱れる。

先制点をアシストした大野忍も、重鎮澤ほまれも動きに切れがない。

そんな中、やはりこの二人が日本を救った。

後半途中から投入された、岩渕真奈のドリブルにより相手ディフェンスは混乱、ファールでしか止められないのは、誰もが納得のドリブル。

女子の中ではまるで異次元だ。

背が低い上に異常に重心が低く、細かいボールタッチは、現代ならメッシ、過去ならアトランタ五輪の前園と同レベルだ。

ペナルティーエリアのわずかに外で得たフリーキックを、まるで入って当然のようなどや顔の宮間あやのゴールは、遠藤保仁や中村俊輔と同じレベルだ。

彼女は一試合で二点もフリーキックを決めたこともある、名手だ。


結局、2-1で試合をおわったのだが、やはりディフェンスに不安が残る。

昨夜は、別のグループのランキング1位のアメリカと、若手を大量に入れてチームを劇的に若返らせた北朝鮮の試合をみた。

ここでも、アメリカはボランチからウイング目掛けてタテポンサッカー。しかし精度は割合高い。

あのサッカーをやられると日本のディフェンスは苦しいだろうなぁ。

さて、なでしこ次戦はメキシコと1日です。


その前に、U-17男子ワールドカップニュージーランド戦は明日朝8時からです。

写真は岩渕真奈選手、今までで1番髪短くしてる音符